こちらの記事の続きです。

 

 

今回は総合型選抜のうち、

 

「独自の方法を取るタイプ」

 

について書こうと思っています。

 

 

県内の大学だと、

 

宮城大学がこれにあたると思います。

 

 

宮城大学の総合型選抜は、

 

なかなか複雑です。

 

選抜は2段階に分かれているのですが、

 

まず第一次選考では「レクチャー」を受けた上で、

 

「レクチャーレポート」を作成するのです。

 

 

第一次選抜の選考は、

 

「レクチャーレポート」と、

 

書類(調査書)で行われます。

 

そこで合格になった人は、

 

第二次選考に進むことになります。

 

 

第二次選考はさらに複雑で、

 

2日間にまたがっています。

 

 

まずは第一次選考と同じように

 

「レクチャー」と

 

「レクチャーレポート」があるのですが、

 

その間に「グループワーク」も入ります。

 

少人数で決められたテーマについて

 

議論をするのです。

 

 

2日目は面接です。

 

こちらはただの面接ではなく、

 

英語と数学の基礎的な内容の

 

口頭試問もあります。

 

 

これら全てを総合的に判断して、

 

合否を決めるわけです。

 

 

総合型選抜とは本来、

 

受験生の能力や適性、意欲などを

 

時間をかけて総合的に

 

評価する選抜方法です。

 

そういう意味においては、

 

宮城大学のような手法が

 

一番趣旨に合致しているのかもしれません。

 

 

それ以外にも様々な選抜方法があります。

 

プレゼンテーションを課すところもありますし、

 

模擬授業をさせるところもあります。

 

 

短大や専門学校に多い手法ではありますが、

 

堅苦しい形の面接ではなく、

 

オープンスクールや説明会での

 

「面談」を課すところもあります。

 

雑談のような話をすることで、

 

受験生の人となりをみるわけです。

 

 

このように、大学や学部によって

 

まるで内容が違っているのが、

 

「総合型選抜」です。

 

ですから、「総合型選抜」での受験を考えている人は、

 

自分の受験大学、学部の選考方法を詳しく調べ、

 

早めに対策を立てるようにしましょう。