大学受験に関して言うと
宮城県も凋落傾向がありますが、
私の出身地である山形などは、
さらに深刻です。
山形県の場合、
県庁所在地である山形市周辺の
最難関高校は山形東高校です。
そしてそれに続くのは
男子が山形南高校、
女子が山形西高校です。
仙台の高校に例えると、
山形東高校が仙台二高、
山形南高校が仙台三高、
山形西高校が仙台二華というところでしょう。
まああくまでも、「昔は」という
但し書きがつきますが。
例えば2007年度の合格実績を見ると、
仙台二高…東大11名、東北大104名
山形東高…東大16名、東北大53名
仙台三高…東北大24名
山形南高…東北大14名
仙台二華…東北大35名
山形西高…東北大22名
という感じです。
全体的に仙台の高校のほうが
合格実績が良くなっていますが、
東北大に関しては
地元の高校の実績が良くなるのが普通ですし、
浪人比率は仙台の高校のほうが
高いはずなので、
そこまで差はないと考えてよいでしょう。
ところが今春の前期までの数字は
次の通りです。
仙台二高…東大7名、東北大72名
山形東高…東大2名、東北大59名
仙台三高…東北大47名
山形南高…東北大4名
仙台二華…東北大28名
山形西高…東北大5名
ちょっと比較できないレベルに
なってしまいましたね。
山形東の東大2名というのは、
衝撃的な数字です。
他の高校からの入学者も合計2名ですから、
県全体で東大に4名しか
入っていないことになります。
東北大学も山形東はともかく、
山形南と山形西は、
「激減」と言って良い数字です。
「いったい、何があったの?」
と聞きたくなるような数字です。
次回に続く