将棋の藤井聡太五冠が、
プロ入りして連勝街道を
突き進んでいたとき、
多くの識者はこう言っていました。
「才能があることは認めるが、
今はまだ段位の低い相手が中心だ。
高段位者やタイトルホルダーが
相手になったら、
そう簡単には勝てない」
また、メジャーリーガーの
大谷翔平選手が、
プロでの二刀流を目指したときも、
こんな意見を述べる識者が
たくさんいました。
「1つの道でも極めるのが
難しいのがプロの世界。
それを二刀流だなんて、
プロの世界をなめるんじゃない」
それら識者の意見が
正しかったのかどうかは、
言うまでもないでしょう。
念のために言っておきますが、
彼らを批判したいわけではありません。
若者が甘い考えを持っているときに、
それを指摘してあげることは
必要なことでしょう。
ただ、自分の理解を超える若者が
世の中にいることも事実です。
そのことは、
忘れないでいたいと思います。