一般的に公立高校の入試問題は、
充分に練られた問題である場合が
ほとんどです。
それに対して模試の問題は、
作成するのに
時間もお金もかけられません。
それに回数が多いので、
だんだんと作成する側の
ネタがなくなってしまうのです。
ですから質の面において、
圧倒的に低くなってしまいます。
イメージの話ですが、
公立高校の入試問題の質が80点だとすると、
模試の問題は40点ぐらいでしょう。
ただ、だからと言って、
「○○模試は問題の質が低いので、
判定はあてにならない」
ということにはならないのです。
考えてみてください。
模試の問題の質が低いからといって、
実力のある人の点数が低くなって、
逆に実力のない人の点数が
高くなるということがあるでしょうか。
問題の質によって、
「差が出にくくなる」ことはありますが、
逆転することは
あまり考えられないのです。
ですから、模試の問題の
質が低いというのは事実ですが、
判定はそれなりに信憑性があります。
最近のみやぎ模試は、
以前にも増して
首を傾げたくなるような問題が
多くなっています。
無理に平均点を下げようとしているような
変な問題が出されたりするのですが、
それでも判定はそれなりに
信憑性があると思います。
もっとも、最近の公立高校入試は
問題が易しくなっているので、
無理に平均点を下げる必要は
ないのではないかとは思いますが。