誰かと話をしているときに、


自分が塾をやっているのだと話すと、


こんな会話になることがあります。



「自分で塾をやってるんですよ」


「あ、そうなんですか。


 小学生とかもいるんですか?」


「一番多いのは中学生ですけど、


 小学生もいますよ」



と、ここまで話が進んだ後の


相手の反応は、


大きく分けて二つのパターンがあります。



一つ目は、


「小学生から塾で勉強しているなんて、


 偉いですね」


というようなパターンです。



そして2つ目のパターンは、


「小学生のうちから


 塾にまで通って勉強させられるなんて、


 かわいそう」


というようなパターンです。



あるいは、


「小学生のうちは、


 勉強よりも友達と遊ぶことのほうが


 大事なんだ」


と、自説を述べられる方も


いらっしゃいます。



ここでことを荒立てても


仕方がありませんから、


「そうですねー」ぐらいで


軽く流してしまうことが


ほとんどではあります。



ただ、心の中では


「塾で週に数回勉強させることが、


 本当にかわいそうか?


 むしろ小学生のときに


 しっかりと勉強させられなかった


 子のほうが、


 ずっとかわいそうじゃないか?


 確かに遊ぶことは大事だけれども、


 塾に通ったって、


 友達と遊ぶ時間は


 充分に取れるんじゃないの?」



と思っています。