昨日、書類の整理をしていて、
面白いものを見つけました。
今から15年前の全国有名高校の
「国公立大学現役合格率」の一覧表です。
国公立大学現役合格率というのは、
各高校の浪人まで含めた
国公立大学合格者数のうちの、
現役合格者の割合のことです。
これが50%だとしたら、
国公立大学合格者のうち、
現役合格者がちょうど半分だということです。
本当は私立大学まで含めた
現役合格率がわかると良いのですが、
ほとんどの高校では公表していません。
それで、それに代わる数字として、
「国公立大学現役合格率」
が使われるわけです。
「現役合格率」に準ずる数値だとお考え下さい。
全国85校のうち、
宮城県からは仙台二高だけが掲載されていますが、
この数値が異常なまでに低いのです。
なんと全国ワースト2位です。
ちなみに、東北各県のトップ校のみ載せると、
次のようになります。
青森高校……89.6%
秋田高校……82.3%
盛岡一高……84.3%
仙台二高……43.9%
山形東高……83.4%
福島高校……79.6%
仙台二高は青森高校の半分以下ですね。
ちなみに18歳人口を調べると、
ピークは1992年の約205万人です。
その後急速に少子化が進み、
2007年時点では120万人台まで
減少しています。
つまり、2007年の段階では
すでに少子化がかなり進んでいたので、
全国的には現役志向が
かなり進んでいたと考えられます。
そういった時代背景の中でも、
仙台二高の現役合格率は低かったわけです。
それで現在の仙台二高はどうなのかというと、
ホームページの進学実績をもとに算出したところ、
66.8%という数字が出ました。
15年前と比べると、
20%以上上昇しています。
現在の仙台二高の合格実績については、
様々な意見があります。
「共学化・学区撤廃があったのに、
それほど実績は上がっていない」
という意見もありますが、
現役合格者ベースで見ると、
以前とは比較にならないぐらい
良くなっていると言えるでしょう。