こちらの記事の続きです。



宮城県の教育界には、


大きな地域格差があります。


一番大きいのは、


「仙台圏とそれ以外の地域の格差」


でしょう。



ただ、今回はそれではなく、


「仙台市内での格差」


について書きたいと思います。



仙台市内においては、


中心部に近い青葉区と、


大規模な新興住宅地が多い泉区の


学力が高く、太白区がそれに次ぎ、


宮城野区、若林区は


あまり高くないと言われています。


実際、私の印象でも、


そういう傾向はあったと思います。



ただ、最近はちょっと変わってきました。


具体的に言うと、


泉区はちょっと下降気味の


中学校が増えています。


代表的なのはY中学校とS中学校でしょう。



この2校は、10年前だと


10〜20位前後につけていました。


ところが今はY中学校が40位前後、


S中学校は80位前後です。



逆に太白区は長町周辺の開発が進み、


周辺地域の中学校は、


明確にレベルアップしました。



宮城野区、若林区も、


地下鉄東西線の開業などもあって、


急速に実績を上げる中学校が


増えています。


代表的なのは、若林区の


S中学校でしょう。



10年前のS中学校は、


最下位争いをするレベルでした。


ところが今は、中位よりも


少し上につけるぐらいまで


実績をあげています。


S中学校のお隣のR中学校や、


宮城野区のT中学校なども、


同じように大幅に


順位を上げています。



ですから今の仙台市は、


格差が縮小しつつあると言えます。


望ましい状態になっていると


言えるのではないでしょうか。