昨日、仙台二高と

 

仙台一高のことについて書いたので、

 

その流れで仙台二高の校是である

 

「文武一道」について

 

書きたいと思います。

 

一般人の戯言ですので、

 

軽い気持ちで読んでいただければ幸いです。

 

 

仙台二高に入学すると、

 

新入生は、

 

「仙台二高は文武一道が校是だ。

 

 だから勉強だけしかできない

 

 頭でっかちの人間になってはいけない。

 

 勉強だけではなく

 

 部活動もしっかりとやってこそ

 

 真の二高生になれるのだ」

 

というようなことを言われます。

 

それも校長先生や同窓会長など、

 

様々な人から同じことを言われたりします。

 

 

私はそんなお話を伺って、

 

大変僭越ながら、

 

ちょっと違うのではないかと思いました。

 

それは「文武一道」ではなくて、

 

「文武両道」ではないかと思ったのです。

 

 

実は「文武一道」とはちょっと特殊な言葉で、

 

「文武両道」のほうがずっと一般的でしょう。

 

実際、私が卒業した山形東高校の校是の一つも

 

「文武両道」でした。

 

 

ウィキペディアによると、

 

「文武両道」とは、

 

「文事と武事、学芸と武芸、その両道に努め、

 

 優れていることを指す語。現代では

 

 勉学と運動両面に優れた人物に対しても用いられる」

 

とあります。

 

要は高校生であれば、まさに、

 

「勉強と部活動の両方において優れている人」ですから、

 

校長先生や同窓会長のお話と、

 

完全に一致しているのです。

 

 

「いや、『文武両道』と『文武一道』は、

 

 ちょっとニュアンスが違うんだよ。

 

 『文武一道』は、

 

 『文の道と武の道は別なのではなく、

 

 密接につながった一つの道である』

 

 ということを言っているんだよ。

 

 武のために精進したことが

 

 文に生かされることもあるし、

 

 もちろんその逆もある。

 

 だから文を極めようとするのであれば、

 

 なおのこと

 

 文武の両方を大事にするべきなんだよ」

 

 

というような反論をされる方も

 

いらっしゃるかもしれません。

 

念のために言っておきますが、

 

私はそういう考えに反対しているわけではありません。

 

ただ、それでも違和感はぬぐえないのです。

 

 

次回に続く