「しっかりと勉強して実力がつけば、

 

 学校の成績は上がる」

 

という文章があったとします。

 

 

このとき、

 

「しっかりと勉強して実力がつく」ことを

 

「原因・理由」、

 

「学校の成績が上がる」ことを

 

「結果」といい、

 

これらの関係を「因果関係」と言います。

 

 

「因果関係」の場合、

 

「原因・理由」を変えれば、

 

「結果」もそれに伴って

 

変わってくるのが普通です。

 

 

もっと勉強すれば成績もさらに上がりますし、

 

逆に勉強をさぼれば、

 

せっかく上がった成績も

 

また下がってしまうわけです。

 

ところが「結果」を変えても、

 

「原因・理由」は変わりません。

 

 

例えばカンニングをして

 

一時的に学校の成績を上げたとしましょう。

 

そうしたら実力もそれに伴って上がるでしょうか?

 

言うまでもありませんね。

 

カンニングなんかしたって、

 

実力は少しも上がりません。

 

 

これは勉強に限った話ではありませんが、

 

「結果」を出すためには、

 

その「原因・理由」をつきとめて、

 

そこを改善する必要があります。

 

「原因・理由」を無視して

 

「結果」だけ変えようとしても、

 

うまくいくはずがありません。

 

 

仮にうまくいったとしても

 

それは一時的なもので、

 

またすぐに元に戻ってしまうのです。

 

 

こんなことは、言うまでもなく

 

当たり前のことですね。

 

ところがこの「結果」だけを

 

変えようとする行為は、

 

意外と色々な場面で見かけることが多いのです。

 

 

次回に続く