昨年の公立高校入試は、
県全体の出願倍率が1倍を切りました。
要は高校を選ばなければ
全員が公立高校に進学できる計算になったわけです。
ところが今春の出願倍率は、
1.01倍と昨年よりも0.05倍アップし、
県全体での定員割れ状態は解消されました。
それでは、今の中2が受験する来春の倍率は、
どのぐらいになるのでしょうか。
実は県内の学年ごとの人数は
はっきりしていますので、
来春のだいたいの倍率は予想が可能です。
まず宮城県の各学年の人数は、
次のようになっています。
ちなみにデータは、
昨年度の学校基本調査を使用しています。
昨年の中3は極端に人数が
少なかったということがわかります。
今年の中3はそれよりも多くなっていますが、
実は来年の中3は
それよりもさらに多くなるのです。
ということは、来春の倍率は、
今年よりもさらに高くなる可能性が高いでしょう。
来年の中3生は、
今春よりも222人多くなっています。
仮に公立高校の定員がそのままで、
出願者が222人多くなったら、
来春の倍率1.025倍になります。
実際は公立高校の定員が
減らされる可能性が高いので、
1.03±0.01というのが
妥当なところではないでしょうか。
わずかな違いではありますが、
来年の中3は今年よりも厳しくなります。
ご注意を。