前回、「ドラゴン桜は架空の話でありえない」
ということについて書きました。
ただ、、ドラゴン桜を
否定しているわけではないのです。
むしろ、素晴らしい作品だと思っています。
今回のドラマで私が良いと思ったのは、
桜木先生が瀬戸とフリースロー対決をするシーンです。
最初は瀬戸がリードしているのですが、
一度外したことによって、
「あとは全部決めないと……」と考えてしまい、
後半失速してしまいます。
それに対して桜木先生は、
最初から「6割で充分」と考えていたので、
最後まで安定していました。
結果的に僅差で桜木先生が勝つのです。
ちょっと話は変わりますが、
私は生徒を受験に送り出すときに、
「ミスはするなよ」
みたいなことは言いません。
むしろ、「絶対にミスするに決まってるからな」
というような、一見性格の悪い言葉を
かけることが多いのです。
発想は桜木先生と同じです。
受験で一番怖いのは、「ミスをして動揺すること」です。
誰だって多少のミスはするはずなのに、
たった1回のミスで動揺していたら、
充分に力を発揮できるはずがありませんから。
ですから、最初からある程度のミスは
覚悟しておくべきなのです。
それからドラゴン桜は、
「受験勉強に陽を当ててくれた作品」
でもあると思っています。
今の世の中、野球やサッカーなどの
スポーツに打ち込むことは、
「素晴らしいこと」だという認識があります。
甲子園大会などは、もう国民的イベントになっていますし。
ところが勉強に打ち込むことに対しては、
「勉強ばかりしているとバランスの悪い人間になる」とか、
「勉強だけの生活なんてかわいそう」
というような印象を持つ人が多いのです。
ドラゴン桜は、そういう印象を
変えてくれた作品でもあります。
ですから、ドラゴン桜は素晴らしい作品だと思いますし、
実は塾にもマンガは置いてあるのです。
ドラゴン桜2のほうも、先ほど注文してしまいました。