こちらの記事の続きです。
大学進学率は泉松陵高校のほうが高く、
そして就職率は塩釜高校のほうが
高い理由について書いています。
大きな理由は2つあると思っているのですが、
1つ目は、
「以前は今と基準偏差値が大きく違っていたから」です。
私がこの仕事を始めた30年ほど前は、
泉松陵の基準偏差値は50を上回っていました。
当時私は泉区のとある教室担当だったのですが、
偏差値60近くでも、
住んでいるのが鶴が丘や松陵あたりであれば、
泉松陵高校を受ける生徒が結構いたのです。
泉松陵高校の先生方も、
「うちの高校は進学校を目指す」
とおっしゃっていましたので、
今でもその雰囲気が少し残っているのでしょう。
それに対して昔の塩釜高校は、
「大学に進む子は少なく、
大半は専門学校か就職」
というイメージの高校でした。
最近は「雄志コース」を作るなど
進学にも力を入れていますが、
まだ当時の面影が残っているのだと思います。
そしてもう1つの理由ですが、
実はこちらは非常に深刻な問題でもあります。
次回に続く。