子供の試験の成績が下がったときは、

 

「成績がこんなに下がっちゃったんだから、

 

 もっと本気で勉強しないと……」

 

 

子供の数学の試験結果が良かったときは、

 

「数学は上がったけど英語は上がってないから、

 

 もっと本気で勉強しないと……」

 

 

子供の試験結果が上がったときは、

 

「少し成績が上がったけど、油断していると下がっちゃうから、

 

 もっと本気で勉強しないと……」

 

 

というような対応をしている

 

保護者の方はいらっしゃいませんか?

 

 

「そう言わないと勉強しないから……」

 

と思われるお気持ちはわかります。

 

ただ、子供からすると、

 

がんばってもがんばらなくても、


『勉強しろ』しか言われないわけですから、

 

モチベーションが下がってしまうでしょう。

 

親として賢明な対応とは言えません。

 

やはり緩めるところは緩め、

 

メリハリのある対応をするべきでしょう。

 

 

政府や専門家、マスコミの

 

コロナに関する対応もそれと似ています。

 

 

感染者が増えているときは、

 

「感染者が増えているんだから、

 

 もっと自粛しないと……」

 

 

感染者が減りだしてくると、

 

「感染者は減ってきたけれど入院者の数は増えているから、

 

 もっと自粛しないと……」

 

 

感染がかなり下火になると、

 

「感染は落ち着いたけれど、リバウンドが怖いから、

 

 もっと自粛しないと……」

 

 

という感じで、「自粛しろ」としか言わないのです。

 

「国民の気持ちが緩んできている」

 

というような意見もありますが、

 

国民の自粛のモチベーションを下げているのは

 

あなたたちでしょう。

 

 

そういう観点からすると、

 

こちらの提言は非常に素晴らしいものではないかと思います。

 

登場する西村氏は、国立病院のウイルスセンター長をされている方です。

 

ウイルスの専門家ですから、

 

コロナウイルスの怖さは十分に分かっているはずです。

 

 

それなのにやみくもに自粛を求めるのではなく、

 

感染状況をしっかりと分析した上で、

 

「締め付け過ぎるのは良くない」と、

 

普通の医療関係者とは逆の意見を述べています。

 

 

もしも時短要請が早めに解除されて、

 

それで大規模なリバウンドが起こったら、

 

このような意見を述べた人は、

 

批判される可能性があります。

 

それを承知した上で正論を述べているわけですから、

 

なかなかできないことだと思います。