実は、お金(国債)を
どのぐらい発行すれば良いのかは、
私にもわかりません。
インフレ率が適正水準になるまで
お金(国債)を発行してみないと、
正確にはわからないのです。
ただ50兆円とか、100兆円程度では
全然足りないのは間違いありません。
実際にその程度では
インフレ率が上がっていないからです。
世の中に流通しているお金の量は、
「マネタリーベース」という言葉で表されます。
このマネタリーベースは
アベノミクスが始まって以来、
急激に増え続けています。
アベノミクス以前のマネタリーベースは、
100兆円を少し超える程度でした。
ところが今は500兆円を
超えるところまできています。
つまり、400兆円ぐらい増えているのです。
国債の発行額も膨大です。
令和2年度はコロナ禍もあって、
単年度で100兆円を大きく超える
国債を発行しました。
ところが今のインフレ率は
ほぼ0%、へたするとマイナスです。
要は100兆円とかそんなレベルでは、
全く足りていないのです。
次回に続く。