こちらの記事の続きです。
コロナウイルスの感染を防ぐための要諦は、
「午後8時以降に飲食店に行かないこと」
ではありませんし、
「とにかく外出を自粛すること」でもありません。
それは明らかでしょう。
深夜であっても、混雑していない店内で
大人しく一人飲みするぐらいでは
まず感染することはありませんから。
そして外出を9割減らしたとしても、
残りの1割の外出のときに、
感染対策をせずに大勢で
飲み食いしながら大騒ぎしていたら、
感染の確率はかなり高くなるでしょう。
今までの感染の様子から考察すると、
一番怖いのは飛沫感染です。
ですから飲食店では席と席の間に適当な距離を取るか、
客と客の間に仕切りを置くことを
徹底するのが良いでしょう。
協力金にしても、そういった対策を徹底している店に
出すようにしたほうが良いのではないでしょうか。
なにしろそういった対策を取れば、
売り上げが減ったり、
費用がかかったりするわけですから。
ただ、中にはどうしても
飛沫感染を防ぐのが難しい店もあります。
いわゆる「接待を伴う店」なんかがそうですね。
そういう店は期間を決めて営業自粛を求め、
国や地方自治体が十分な補償をするしかないでしょう。
少なくとも「接待を伴う店」と、
牛丼屋や立ち食いそば屋を同列に扱うのは
どうかと思います。
コロナウイルスの感染対策について論じる場合、
必ず問題になるのが
「感染対策」と「経済」のバランスのとり方です。
この両者はいわゆる
「トレードオフ」の関係にありますから、
両方ともうまくいくことは考えられません。
ただ、一律に自粛するのではなく、
効果の高い感染防止策を
ピンポイントで採用していくことで、
どちらともそれなりに満足のいく状態を保つことは
可能だと思いますがどうでしょうか?