私とその友人は

テストでほぼ互角の成績だったわけですが、

中3になると状況が変わってきました。


正確に言うと、定期試験の状況は

中3になってもほとんど変わりませんでした。

ただ、中3になると実力テストや模擬試験が

頻繁に行われるようになります。

これらの試験では、

私がその友人にかなりの差をつけて

トップを維持するようになりました。

時によっては、5教科500点満点で

50点以上の差がつくこともあったのです。


実はその友人がやっていた

「問題の解法をパターンで覚える」

という勉強法は、

定期試験においては非常に効果的です。

なにしろ定期試験では教科書や学校配布のワークと

ほとんど同じような問題が出されます。

ですから、問題の解法を片っ端から頭に入れれば、

それだけでかなりの高得点が取れてしまうのです。


ところが実力テストや模擬試験、

あるいは本番の入試では

見たことがないような問題が

出されることもよくあります。

そういうときに、

「解法パターン丸暗記」だけで乗り切ってきた人は、

手も足も出ない状態になってしまうのです。


次回に続く