ナンバースクールにおける進学・就職以外の生徒数が
ここ3年でどう推移しているか表にまとめました。
こちらです。
この数字には家事手伝いとか、就職浪人なども含まれていますが、
ナンバースクールにおいては、
ほぼ「浪人する生徒の数」だと考えて良いでしょう。
ひと目でわかる通り、
仙台二高と仙台一高は明らかに浪人する生徒が減っています。
仙台三高はほとんど変わっておらず、
宮城一高も一昨年よりは大幅に減っていますが、
昨年よりは増えています。
仙台二華は微減というところでしょうか。
全体的に浪人する生徒が減っているのは、
来春から大学入学共通テストが導入されるからだと
考えて間違いないでしょう。
しかも各高校の減り方から推察すると、
東北大学レベル、あるいはそれに準ずるレベル以上の大学に
集中していることが分かります。
今年の高校3年生は、本当にかわいそうな学年だと思います。
大学入学共通テストの導入で先が見通せませんし、
記述問題の導入延期等で振り回されたりもしました。
そして今年のコロナウイルス騒動ですから、
本当に踏んだり蹴ったりです。
ただこのデータからも分かる通り、
浪人生が減った分、受験は戦いやすくなると予想されます。
特に東北大学あたりは、
例年よりもひと回り入りやすくなるかもしれません。
もちろん気を抜かずに勉強しなければいけないことに
かわりはありませんが。