宮城県の公立高校入試は、
今春から少し傾向が変わりました。
もちろん出題傾向は毎年少しずつ変わっていますので、
昨年も一昨年も変わっているわけですが、
難易度も含めて今春は
ターニングポイントになっているように思います。
通常、難易度が上がるにつれて
記述問題が増える傾向があるのですが、
記述問題が特に増えたわけではありません。
難易度上昇のポイントは、
「読解力」と「思考力」ではないかと思います。
今春の問題は、設定が複雑な問題が多いのです。
そして答えを導き出すまでに、
多くのステップが必要になる問題が多かったように思います。
そしてその対策で重要なのは、
「演習」と「対話」ではないでしょうか。
演習量は絶対条件です。
基本的な知識を身につける必要があるのは当然ですが、
その上で過去問や類題等の演習には、
かなりの時間をかける必要があるでしょう。
そして子供が考えるきっかけを作るのが対話です。
この両輪のどちらが欠けても、
対策はうまくいきません。
明日から通常授業が始まりますが、
休校期間中足りなかった部分は
しっかりとフォローしていきたいと思います。