コロナウイルスの感染拡大に関して、
「若者の不用意な行動が感染拡大を招いている」
というような意見を聞くことがよくあります。
確かに最近仙台で明らかになった感染者は、
20代、30代の人が多いようです。
先週末の宮城県知事と仙台市長の
共同記者会見で、
特に若者に対して強く呼びかけたのも、
そういった背景があるからでしょう。
ただ、若者だけが悪者であるかのような
言動が多くなれば、
若い人たちも反発したくなるでしょう。
「私はしっかりと自覚して行動している」
「中年や高齢者の人たちだって
不用意に出歩いているじゃないか」
と言いたくなるのも当然だと思います。
こういった危機が訪れているときは、
子供からお年寄りまで
一致団結して対処することが重要です。
それなのに世代間にあえて溝を作るような
言動をとるのは、
得策とは言えないと思います。
それに、自覚を持った行動を
しなければいけないのは、
若者だけではありません。
ですから、「若者が……」
というような特定の層の人たちだけを
悪者にするような言動は、
謹んだほうが良いと思うのですが
いかがでしょうか?