こちらの記事の続きです。
宮城一高と言えば、以前は女子が入れる高校としては
県内最難関だった高校です。
校名は変わったものの、当然ながらその流れを汲んでいますので、
使用する教科書やテキストも難しいですし、
授業も旧帝大など難関大学入試にも対応できるものになっています。
偏差値58、59の子でも入ることは可能かもしれませんが、
授業についていくのは難しいでしょう。
それでも、「絶対に宮城一高に入りたい」という
強い意志を持って受験した子であれば、
根性で乗り切れるかもしれません。
ところが、「意外と入りやすそうだから」
というような軽い気持ちで入った子には、
それも期待できないでしょう。
そうなると、高校を卒業するときに、
希望通りの進路に進めるとは思えないのです。
ですから、
「宮城一高に行きたいという強い意志があること」と、
「宮城一高の基準偏差値以上の成績を取っていること」の
2つの条件を満たしていない子には、
宮城一高はおすすめできません。
同じことは、仙台二華高についても言えます。
塾の講師を数年やっていれば、
「〇〇高校は意外と入りやすい」
というような感覚は、誰でも身につくものです。
ですから、生徒を「穴場の高校」に誘導すれば、
合格率も上がりますし、ちょっと見栄えのする合格実績にもなります。
ただ、それはやはり邪道だと思います。私は。