こちらの記事の続きです。
気になっている点というのは、
利府高校と泉松陵高校の基準偏差値が、
ここ数年下降気味になっていることです。
ちなみに、ここに平成18年度入試、
つまり今から14年前のみやぎ模試の難易度表があります。
これと今の難易度表を比較すると、
塩釜、利府、泉松陵高校の基準偏差値の変化は、
次のようになります。
塩釜高校(普通科) 43→43
利府高校(普通科) 49→45
泉松陵高校(普通科) 49→41
見ればわかる通り塩釜高校は変化がありませんが、
それ以外の2校は完全に下降気味です、
特に泉松陵高校は8も基準偏差値が下がっています。
ちょっと置かれている状況が違うのです。
ちなみに、これは利府高校や泉松陵高校の先生が悪いわけでも、
生徒が悪いわけでもありません。
単に地理的な条件が違うのです。
塩釜高校は、塩釜の街中から比較的近い場所にあります。
塩釜やその周辺など様々な地域から生徒が通っていますので、
あまり少子化の影響を受けないのです。
それに対して、利府高校は新興住宅地近くにあります。
新興住宅地は急激に少子化が進むので、
志願者が急減しやすいのです。
泉松陵高校に至っては
新興住宅地のど真ん中にありますから、
さらに影響は深刻でしょう。
要は外的な要因によって、
利府高校と泉松陵高校は
基準偏差値がだいぶ下がっているわけです。
次回に続く。