今日は微妙なテーマについて書きます。
みなさんは、学校の成績について、
「良い」のと「悪い」のとでは、どちらが良いと思いますか?
「そんなの良いほうがいいに決まっている」
と言う方が多いのではないでしょうか?
私もそう思います。
ただ、「成績が良い人」のほうが人間として格上で、
「成績が悪い人」は格下だ、というわけではありません。
人間の評価は学校の成績だけで決まるわけではありません。
仮に学校の成績が悪くても、
「スポーツが得意だ」とか、
「絵を描くのがうまい」とか、
あるいは、「優しくて人の気持ちがわかる」とか、
様々な評価があるからです。
もっと言えば、仮に何のとりえもなかったとしても、
それで、「人間として格下だ」
ということになるわけではありません。
人間に格の違いなどないのです。
私としては当たり前のことだと思うのですが、
世の中には変な理屈をこねる人がいます。
例えば、
「学校の成績が悪い人のほうが、他人の気持ちがよくわかる」とか、
「学校の成績が良い人は人間味がない」
というようなトンデモ理論を耳にすることがよくあるのです。
この理屈が正しいのだとすれば、
勉強なんてしないほうが良いでしょう。
勉強すればするほど、人間味がなくて、
他人の気持ちがわからない人間になってしまうのですから。
「勉強ができない子を差別するな」という主張はよくわかります。
ただ、だからと言って、「勉強ができない子のほうが素晴らしい」
という主張は無理があると思うのです。
そういう主張は、劣等感を隠すための詭弁としか思えません。
こんな話を書いたのは、
こちらの記事を読んだからです。
不登校の子だからといって、
普通に登校している子よりも劣っているわけではありません。
場合によっては、そういう子たちの中から、
世の中を変えるような天才が生まれることもあるかもしれません。
ただ、一般的に言えば、
やはり学校には行ったほうが良いと思うのです。
そんなことは言うまでもない当たり前のことだと思うのですが、
なぜか著名人の中には支持する人も見受けられますね。
かなり香ばしい人たちばかりですが。