こちらの記事の続きです。
基本のクラスを教えるときに
気をつけていたことの3つめは、
「できるだけ〇をつけてあげること」です。
一般的に成績の良くない子は、
問題を解いて〇をもらうことがあまりありません。
ですから、〇をつけてもらったときの喜びは、
成績の良い子よりもはるかに大きいのです。
ですから問題を解かせたときも、
答えを板書して生徒本人に〇をつけさせるのではなく、
ノートやプリントを持ってこさせて、
こちらで〇をつけるようにします。
そしてほぼ全員が理解したあとも、
確認テストなど様々な理由をつけて問題を解かせ、
やはりこちらで〇をつけるようにします。
そういう子たちは、今まで
全問正解したことなんてほとんどないわけです。
ですから、確認テストで満点なんか取ると、
まるで小学生のように喜びます。
普段、やる気を見せない子たちが、
一切私語をせずに問題に取り組み、
授業が終わった後に、
「俺、今日やったところは自信ある!」
なんて言うのを聞くと、
講師冥利に尽きるわけです。
ですから、私は成績があまり良くない子の指導も好きです。
成績が良い子の指導とは別の楽しみがありますので。