最近、文科省が新たな指針を出したこともあって、

 

部活動のガイドラインを決める中学校が増えてきました。

 

 

基本的には文科省の方針に合った内容で、

 

週2回は休みにすること、

 

平日2時間、休日3時間程度の活動時間にすること

 

などを決めているところが多いようです。

 

 

私は部活動自体に関しては肯定派です。

 

ただ、一部の部活動においては、

 

非常識な練習日程を組んでいるところもあり、

 

そういうところは厳しくチェックしていくべきだと思っています。

 

ですから、今回のこれらの動きは歓迎しているのですが、

 

まだ不十分な点があると思っています。

 

それは、「クラブチーム」を隠れみのにして、

 

夜間などに練習を行っている部活動があって、

 

それらが野放しになっている点です。

 

 

ご存知の方も多いと思いますが、

 

中には中学生の部活動でも

 

夜練を行っているところがあります。

 

ただ常識的に考えて、昼だけではなく

 

夜にまで部活動を行うのは問題があります。

 

中学校でもそれは許可を出さないでしょう。

 

 

ですから部活動ではなくて、

 

クラブチームの活動ということにするわけです。

 

そうすれば中学校から口出しされることもありません。

 

 

それで部活動とは別の活動をするのであれば、

 

問題はありません。

 

ただ、部員以外はほとんど参加しませんし、

 

「その練習に参加しなければ試合に出さない」

 

という圧力もかかります。

 

結局、単なる普段の部活動の延長に

 

なってしまっているのです。

 

 

これを規制しなければ、

 

部活動のガイドラインも形骸化してしまいます。

 

文科省や各市町村の教委の方々には、

 

ぜひ早急の検討をお願いしたいと思います。