以前、仙台三高合格者の偏差値分布について
ブログに書きましたが、
今度は仙台三高だけではなく、
仙台一高・二高についてもグラフ化してみました。
当然ですが、仙台二高が右側(高偏差値側)に偏っていて、
仙台一高、仙台三高になると、少しずつ左側にずれていきます。
他に気づく点としては、偏差値70を超えるような最上位層の生徒は、
ほとんど仙台二高に集まっているということでしょうか。
仙台二高は、東京大学や東北大学医学科等の合格者数において、
圧倒的な強さを見せていますが、
このグラフを見れば、それも当然だと言えるでしょう。
仙台一高と仙台三高は、このグラフを見る限り
意外と開きがあるように思われます。
合格者の平均点や最低点を見る限り、
両校にそれほど大きな差はないのですが、
こちらの記事にも書いた通り、
それは両校の採点基準の違いが
強く影響しているだけなので、
やはりそれなりの差はあるということでしょう。
逆に言うと仙台三高の合格実績は、
入学時の成績からするとなかなか素晴らしいものだと言えます。
仙台三高の最上位層の偏差値は70程度。
仙台二高に当てはめると、平均よりも少し上ぐらいの成績です。
仙台二高でこのぐらいの成績だと、
東北大学に現役合格できるかどうか
ギリギリぐらいの線なのですが、
仙台三高では、毎年20~40名前後の
東北大学現役合格者を出しています。
こういった点が、今年の仙台三高の高倍率に
つながったものと思われます。