理科に比べてちょっと面倒なのが社会です。
そもそも難しい用語が多い上、
中学生ではなかなか理解が難しい単元も少なくありません。
しっかりと理解していないと答えられない場合が多いので、
今から大幅点数アップを狙うのは
難しいかもしれません。
そんな社会の記述問題ですが、
よく地理で出題される「比較問題」などは、
比較的短期間でできるようになります。
例えば、2つの国の主要輸出品目の表やグラフをもとにして、
比較しながら違いを説明させるような問題です。
まず、基本的な答え方は、「Aは~だが、Bは~である。」ですが、
指定された字数や解答欄の大きさに合わせて、
答え方を少し変える必要があります。
あまり大きくなければ「Aに比べて、Bは~である。」、
逆にかなり大きい場合は、
「Aは~である。それに対してBは~である。」
というように、二文で書く形になります。
そして、その問題でメインで扱われているほうを
「B」にするのが普通です。
基本的には上位2~3品目に注目して
説明していくのですが、
その際に、その2~3品目をひとまとめにする言葉が重要になります。
米や野菜であれば「農産物」とか、
鉄鉱石や石炭であれば「鉱産資源」とか、
自動車や機械類であれば「工業製品」というような具合です。
よく出てくる言葉を最初から頭に入れておくと良いでしょう。
例えば、
「Aは鉄鉱石や石炭などの鉱産資源が多いが、
Bは機械類や自動車などの工業製品が多い」
というように答えるわけです。
この答え方をマスターしておくと、
理科や国語の記述問題にも応用できますので、
やっていて損はないと思います。