以前、国語の体験授業を希望している

 

中学生の保護者の方に、

 

「問題を解くテクニックを教えてください」

 

と言われたことがあります。

 

 

なんでも以前体験授業を受けた塾で、

 

問題を解く「テクニック」を教わったところ、

 

以前よりもだいぶ解けるようになったのだそうです。

 

 

そういったテクニックをたくさん身につけていけば、

 

苦手な国語も得意教科になるのではないかと

 

考える保護者の方のお気持ちはよくわかります。

 

ただ、いわゆる読解力をつけるためには、

 

「テクニック」だけでは不十分なのです。

 

 

小学生のお子さんは、

 

いわゆる「文章読解のテクニック」などは

 

ほとんどわからない子がほとんどですが、

 

それでも読解力には明確な差があります。

 

つまり、「テクニック」以前に、

 

「基礎的な読解力」に大きな差があるのです。

 

 

この「基礎的な読解力」があるお子さんが、

 

「文章読解のテクニック」を身につければ、

 

まさに鬼に金棒です。

 

逆に「基礎的な読解力」がないお子さんが、

 

「文章読解のテクニック」を身につけても、

 

効果は限定的になってしまうのです。

 

 

ですから、本当の意味での読解力をつけたいのであれば、

 

前のブログ記事の後半に書いたような、

 

「基礎的な読解力」をつけるための訓練も

 

しっかりとやる必要があります。

 

というか、むしろこちらのほうに時間をかけるべきなのです。

 

 

そもそも、これは私の持論ですが、

 

中学2年生までは「文章問題を解くテクニック」は、

 

ほとんど必要ありません。

 

「基礎的な読解力」:「テクニック」=9:1

 

ぐらいのイメージで、

 

「基礎的な読解力」を磨くようにしたほうが懸命です。

 

 

これが中学3年生の高校受験時になると7:3ぐらいになり、

 

大学受験時になると3:7になる感じです。

 

※あくまでもそれなりのレベルの大学を受験する場合

 

 

その保護者の方には、

 

そういったご説明をしたのですが、

 

恐らくわかっていただけなかったと思いますので、

 

ブログに書かせていただきました。

 

 

 

 

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