今の公立高校入試は、

前期選抜と後期選抜の

2回受験機会があります。

(二次募集を入れれば3回)

この仕組みになったのは、

県民からの要望が大きく影響しています。


2回受験機会があったほうが、

「なんとなく受かりやすい気がする」

「なんとなく安心できる」

というのです。

ただ、感覚的には

わからないこともありませんが、

定員が同じであれば、

2回受験機会があっても

受かりやすくなるわけではありません。

確率的に考えれば当たり前です。


「でも、2回あれば1回目で体調を崩したり、

  ミスをしたりしても大丈夫だから……」

と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

厳密に言えば、実力がある人は

2回受験機会があったほうが、

合格の確率は上がります。

万が一1回目に何かあったときも、

2回目で合格できますので。


ただ、実力が伴っていない人は、

2回受験機会があったほうが、

合格の確率は下がることになります。

定員が決まっている以上、

誰かの合格確率が上がれば、

下がる人もいるわけですから。


そこが分かっていない人が

多いように思います。

県民アンケートの結果で

複数の受験機会を求める声が多かったのは、

それが理由でしょう。


平成32年度入試より、

新しい入試制度が導入されます。

2種類の選抜方法があるものの、

受験機会は1回だけになります。

おそらく、「1回だけだと不安だ」

という声があがるでしょう。


ただ、それで合格確率が

下がるわけではありません。

そこだけはお間違えのないよう。


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