こちらの記事の続きです。
https://ameblo.jp/kodosemi/entry-12304667392.html
前の記事の問題のように、
「〇〇は△△である」
という表現が使われている場合は簡単です。
「は」と「=」は同じ意味ですから、
「〇〇=△△」という方程式を作ればいいことになります。
前の記事の問題だったら、
「代金の合計は1360円」と書いてありますから、
(代金の合計)=1360という方程式を作ればいいことになります。
さらに
(代金の合計)=1360
↓
(りんごの代金)+(みかんの代金)=1360
↓
(りんごの値段)×(りんごの個数)
+(みかんの値段)×(みかんの個数)=1360
というように式を変形させていけば、
120x+80(12-x)=1360
という式を導き出すことができます。
問題文の中で「〇〇は△△」という表現が
使われていない場合は、
自分でそうなるように言い換えたり、
値が等しくなるものを
自分で探し出すようにします。
例えば次のような連立方程式の問題。
A町から15km離れたB町まで行くのに、
初めは時速4km、途中から時速3kmで歩いたところ、
4時間30分かかった。時速4kmで歩いた道のりを求めよ。
まず、「A町から15km離れたB町」という部分は、
「A町からB町までの道のりは15km」
と言い換えることができます。
また、「4時間30分かかった」と書いてある部分も、
「かかった時間は4時間30分だった」
と言い換えることができます。
ですから、最終的に、
(A町からB町までの道のり)=15km
(かかった時間)=4時間30分
という2つの式を作ればいいことになります。
では、次のような方程式の問題はどうでしょうか?
時計の2本の針が、午後3時と午後4時の間で
ちょうど重なるのは何時何分か?
これはかなり難易度が高い問題です。
定期試験レベルではあまり出題されませんが、
問題集などではたまに見かける問題です。
解き方のパターンで丸暗記して解いている人は、
手も足も出ないのではないでしょうか?
ただ、「問題文から値が等しいものを探し出す」
という感覚が身についている人は違います。
2本の針が「ちょうど重なる」と書いてあるわけですから、
2本の針の位置は同じになるわけです。
ですから、
(短針の位置)=(長針の位置)
という式を作ればいいのです。
「位置」という表現が分かりにくいかもしれませんが、
難しく考える必要はありません。
一般的には文字盤の12の位置からの角度で
考えるのが普通ですが、
文字盤の数字を数直線の目盛りだと考えても構いません。
答えが午後3時x分とおくと、式は前者であれば、
90+1/2x=6x
後者であれば
3+1/60x=1/5xとなります。
次回に続く