今日から夏期講習が始まりました。
そのことについて書こうと思ったのですが、
「みんな一生懸命がんばっています!」
というような毒にも薬にもならない言葉の
羅列になりそうだったので、
やめにしました。
今日は普段から思っていたことを書きます。
今の学校は、とにかく色々なことをやるようになっています。
例えば、「職業体験」。
小学生、中学生のうちから
様々な職業について学び、
実際に体験することは
確かに有益でしょう。
今年は、「ファイナンスパーク学習」というものを
取り入れる中学校も出てきました。
詳しいことはわかりませんが、
家族構成や収入などの条件が事前に決められ、
その条件の中で様々な情報を集め、
商品やサービスを購入したり、
色々な契約をしたりする体験をするのだそうです。
お金に関する知識は
大人になってからも必要です。
できれば若いうちから身につけておくのが
理想だと思いますので、
これも良い体験になるでしょう。
これらの体験は全て
やらないよりはやったほうが良いのは確かです。
ただ、それを全て学校に担わせるのは
無理があるのではないでしょうか?
日本の学校は多くの仕事を抱え込みすぎています。
以前聞いた話ですが、日本では夏休み前に先生が、
「夏休み中は早寝早起きを心がけましょう」
「栄養バランスのとれた食事をしましょう」
というような生活上の注意事項を話すのが普通ですが、
アメリカではそういうことはほとんどないそうです。
なぜなら、「子供の生活管理をするのは保護者の役目だから」
という意識が徹底しているからだそうです。
どちらが良いのかはわかりません。
ただ、日本では学校の先生が
なんでもやらなければいけないような雰囲気があります。
最近はそれがどんどんひどくなって、
異常な水準になりつつあるように感じます。
それがこうした現状につながっているのでしょう。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2016/07/0719.html
「やらないよりはやったほうがよい」ものを
無制限に取り入れていくのは、
そろそろやめにするべきではないでしょうか。