昨日、「じっくり型とあっさり型」の勉強法について
記事にしました。
じっくり勉強したほうが良い例として、
「平方根という言葉の定義」を挙げたのですが、
このあたりの単元の勉強の様子を見ると、
生徒に「数学の応用力があるかどうか」を
判別することができます。
例えば、
「25の平方根を求めなさい」という問題で、
「5」と答えてしまう子や、
「√16を根号を使わずに表しなさい」という問題で、
「±4」と答えてしまう子がいます。
最初のうちは仕方がありませんが、
いつまでたってもそういった間違いが減らない子は、
数学の応用力がないと考えて、まず間違いありません。
そういう間違いがなおらない子は、
言葉の定義をしっかりと理解していないのです。
いつも「どうやって解くか」だけを考えていて、
「なぜそういう解き方ができるのか」
というところまで考えようとしないので、
いわば解き方を丸暗記している状態になっています。
そうなると、ちょっと問題が変わっただけで
お手上げになってしまいます。
ちなみにそういう子に限って、
「±をつけ忘れた。ケアレスミスだ」
「ケアレスミスがなければ、〇〇点だったのに」
と言いだしたりします。
断言しますが、これはケアレスミスではありません。
明確な間違いです。
ケアレスミスというのは、解答欄を間違えたとか、
余白で計算した答えを解答欄に書き写すときに間違えたとか、
そういう場合のミスですので。