宮城県では、どこの公立高校に入る場合でも、
入試5教科の合計点数が重要になります。
(※後期選抜の場合)
そういう意味では、どの教科で点数を稼いでも構いません。
ただ実際は、教科の重要度にかなりの差があります。
仙台一高や二高を狙う子の場合、
重要なのは何と言っても数学です。
英語や理科、社会は難易度がそれほど高くありません。
しかも、勉強時間に比例して点数が伸びる教科なので、
仮に苦手だとしても、勉強量でだいぶカバーできます。
仙台一高や二高を狙う子であれば、
最低90%以上は取りたいところですし、
実際、取れることが多いでしょう。
それに対して国語は、
短期間ではなかなか点数が伸ばせない教科です。
ただ、問題はやはり易しいので、
仙台一高・二高レベルの生徒になると、
差はつきにくいでしょう。
作文の対策をしっかりやって、
大きな失敗さえしなければ
まずまずの点数は取れるはずです。
ところが数学は他の4教科とは全然違います。
平均点が一番低くなることが多く、
難易度は高めです。
しかも数学は得意、不得意の差が大きいのです。
得意な生徒はほとんど何もしなくても点数が取れるし、
苦手な生徒は時間をかけて勉強しても
なかなか点数が取れない傾向があります。
ですから、仙台一高・二高を狙っているレベルの子でも
かなりの差がつくことになります。合否は
数学にかかっていると言っても過言ではありません。
ですから、仙台一高・二高を狙っている子の成績を見るときは、
まず数学から見ます。
しかも、定期試験の点数はあまり参考になりません。
みやぎ模試などの模擬試験で
どのぐらい取れるかがポイントです。
(実際は、みやぎ模試も少し簡単です)
しかも、仙台一高・二高は旧男子校ということもあって
理系に進む子が多く、
入学後も数学はかなりハイレベルな授業になります。
数学が苦手な子は、仮に合格できても
相当苦労することになりますので、
中1・中2のうちから数学には特に力を入れるようにしましょう。