こんな記事を見つけました。

 

http://biz-journal.jp/2016/07/post_16084.html

 

 

ひところ、「Jリーグのプロサッカー選手になる」

 

と、夢を語る中学生をよく見かけました。

 

そういう子たちの中から

 

将来のスーパースターが生まれる可能性があるわけですから、

 

その夢を否定するわけにはいきません。

 

 

ただ、プロのサッカー選手のうち、

 

十分な給与がもらえるJ1の選手は500人ぐらい。


それがJ2になると記事にもある通り、

 

一般のサラリーマンレベルの給与になります。

 

しかも不安定でいつ解雇されるかわかりませんし、

 

平均25歳程度で引退で、その後の生活の保障もありません。

 

J3に至っては、フリーターレベルの収入しかないのが普通です。

 

 

だったら、一生懸命勉強して東京大学を狙うほうが

 

まだ現実的だと言えるでしょう。

 

なにしろ、東京大学には

 

毎年約3000人もの新入生がいるのですから。

 

 

しかも、仮に東京大学に入れなかったとしても、

 

勉強したことは無駄にはなりません。

 

例えば、東京大学ではなくて

 

東北大学にしか入れなかったとしても、

 

一般的にはそれなりの会社に就職できますし、

 

人並み以上の生活を送ることができるでしょう。

 

 

サッカーに限らず、スポーツや芸術のような分野で

 

身を立てていくのは本当に大変です。

 

そういう道に進もうと考えている人は、

 

それをしっかりと認識してほしいのです。

 

それがわかった上でプロを目指すというのであれば、

 

それも一つの選択でしょう。

 

 

ちなみに、日本画家で東京藝術大学の学長も務めた平山郁夫は、

 

藝大の入学式でこんな訓示を受けたそうです。

 

 

諸君らのうち宝石はたった一粒です。

 

その一粒を見つけるために君らを集めた。

 

他は石にすぎません。

 

 

東京藝大と言えば、芸術分野では日本最高峰の大学です。

 

そこに入学した人たちは、

 

全国から選りすぐられた

 

まさにエリート中のエリートだと言えるでしょう。

 

 

ところが、その中で芸術家として使い物になるのは

 

1人いるかどうかというところ。

 

残り全員は単なる石に過ぎないというのです。

 

 

なんとも恐ろしい言葉です。

 

ただ、特殊な分野でやっていくのは、

 

そのぐらい大変なことなのだということは

 

認識しておくべきでしょう。