公立高校入試の予備調査において、
特定の学校・学科の倍率が、
極端に低くなることがあります。
普通の人はここで、
「倍率が低い学校・学科に志望変更すれば、合格できるんじゃ……」
と考えるでしょう。
ところが、実際はみんなそう考えるので、
その学科の実際の倍率は
大きく跳ね上がる場合が多いのです。
逆も言えます。
自分の志望している高校・学科の予備調査の倍率が
例年よりも高かった場合、
多くの人はがっかりするでしょう。
中には志望変更を考える人もいるかもしれません。
でも実際はそう考える人が多いので、
その学校・学科の実際の倍率はたいてい下がります。
受験において周りのみんなと同じ発想をしてしまうと、
失敗する場合が多いのです。
ですからむしろへそ曲がりになって、
みんなと逆の発想をするべきです。
例えば、入試で思ったほど解けなかった場合を考えてみてください。
ほとんどの人は、「まずい!」「もうだめだ!」と
動揺してしまうのではないでしょうか?
でもたいていの場合、それは単に
問題が難しかっただけである可能性が高いのです。
ですから、多少解けなかったとしても問題ありません。
問題が難しいわけですから周りのみんなも動揺して、
普段通りの力を発揮できない人が続出するでしょう。
ライバルが脱落してしまうわけですから、
むしろ自分にとっては幸運だと言ってもよいぐらいなのです。
受験のときだけではなく、多少イレギュラーなことが起こるのは当然です。
そこで軽率な行動を取らないように心がけましょう。