うちの塾は1対2の個別指導に
問題演習の時間を組み合わせた指導が
基本になります。
個別指導を1対2にしているのは、
ひとことで言うと、「バランスが良いから」です。
個別指導は、生徒の理解状況に合わせて、
親身な指導ができる点が最大の長所です。
そういう意味では、
1対1で指導するのがベストでしょう。
よく、1対3以上で指導を行っている個別指導塾が、
「1対1だと依存心が強くなってしまうので、
1対3以上のほうが良い」
と主張している場合がありますが、
あれは理由を後付けしただけではないでしょうか。
依存心が強くならないようにしたいのならば
個別指導塾ではなくて
集団指導の塾に行けばいいわけですから。
ただし、1対1の個別指導の場合は、
高額な授業料がネックになります。
塾や学年によっても異なりますが、
一般的には週1回でも2万円前後。
中学生の場合は最低でも
週2回は通ってほしいところなので、
そうすると授業料だけで4万円近くはかかります。
それに講習料や教材費等がかかりますから、
普通の家庭では通わせるのは
難しくなってしまいます。
中1・中2で週2回で約4万円、
中3で週3回で約6万円、
それに加えて教材費や講習料の負担ができるのであれば、
正直なところ、1対1の個別指導塾が一番良いと思います。
もちろん、1対1の個別指導塾ならば
どこでも良いというわけではありませんが。
もちろん、1対3以上の個別指導であれば、
授業料は1対2よりもさらに割安になります。
ただ、個人的には1対3以上の個別指導塾は、
「生徒の理解状況に合わせて指導できる」
という個別指導のメリットが、
かなりスポイルされてしまうと思うのです。
人間は、普段の生活の中で、
2つのことを同時に行うことがよくあります。
夕食の支度をしながら洗濯をする、
というような具合にです。
1つのことに集中するよりは
多少効率が悪くなるかもしれませんが、
まあそれでも大きな支障はないのではないでしょうか。
むしろ、煮物が煮えるまでの時間を使って
洗濯ものを干すといった具合に、
時間を有効活用できるでしょう。
ところが、
同時に3つのことをやろうとすると、
とたんに大変になります。
どれか1つの仕事がおろそかになってしまったり、
3つの仕事全てが中途半端に
なってしまったりするのがオチです。
個別指導においても同じことが言えます。
私自身、1対1の指導から1対多数の指導まで
実際に何度も経験したことがありますが、
1対2までは誰でもそれほど抵抗なく
対応できると思います。
ところが、1対3になると、
相当指導経験を積んだ人でないと、
破綻させずに公平に対応するのは
難しくなります。
ですから、個別指導が1対3になると、
「とりあえず自分で考えてみて。
わからないところがあったら
そこだけ教えてあげるから」
という指導スタイルになってしまう場合が多いのです。
でも、それは個別指導というよりも自習室です。
学力が高くて、やる気がある子ならばともかく、
そうでない子にとっては、
良い指導法とは言えないと思うのです。
もっとも、1対3以上の個別指導塾は
どんな場合でもダメだと言っているわけではありません。
個別指導の場合、講師1名が指導する生徒の人数も大事ですが、
指導回数もかなり重要になります。
前にも書いた通り、
できれば中学1・2年生で週2回、
中学3年生で週3回程度の指導回数は
確保したいところです。
ですから、
「1対3だと週2回通えるが、
1対1や1対2だと、週1回しか通えない」
というようなケースであれば、
1対3の個別指導を選択するのも1つの方法だと思います。
あまりおすすめはしませんが。
ちなみに、「1対2の個別指導はバランスが良い」
ということを分かってもらうためには、
次のような例を見ていただくのも一つの方法かもしれません。
6人の生徒をそれぞれのやり方で指導する場合、
必要になる講師の人数は次のようになります。
1対1の個別指導→6人
1対2の個別指導→3人
1対3の個別指導→2人
この例を見ると、
1対1の指導を行うためには、
相当たくさんの講師が必要になることが分かります。
逆に1対2は、1対3と比べて
必要な講師の数はほんの少し増えるだけです。
必要な講師の数が多くなれば、
その分だけ人件費がかかりますから、
授業料も高額になります。
また、講師をたくさん採用する必要がありますから、
求人の費用もかかるでしょう。
ぶっちゃけた話、場合によっては
採用基準を甘くして、
学力が足りない講師や、
人格的に問題がある講師まで
採用しなければいけなくなるかもしれません。
そういう点から見ると、
必要な講師の数が圧倒的に多くなる1対1は
デメリットも相当あると言えます。
うちの塾で1対2の個別指導を採用している理由は以上です。
問題演習の時間を組み合わせた指導が
基本になります。
個別指導を1対2にしているのは、
ひとことで言うと、「バランスが良いから」です。
個別指導は、生徒の理解状況に合わせて、
親身な指導ができる点が最大の長所です。
そういう意味では、
1対1で指導するのがベストでしょう。
よく、1対3以上で指導を行っている個別指導塾が、
「1対1だと依存心が強くなってしまうので、
1対3以上のほうが良い」
と主張している場合がありますが、
あれは理由を後付けしただけではないでしょうか。
依存心が強くならないようにしたいのならば
個別指導塾ではなくて
集団指導の塾に行けばいいわけですから。
ただし、1対1の個別指導の場合は、
高額な授業料がネックになります。
塾や学年によっても異なりますが、
一般的には週1回でも2万円前後。
中学生の場合は最低でも
週2回は通ってほしいところなので、
そうすると授業料だけで4万円近くはかかります。
それに講習料や教材費等がかかりますから、
普通の家庭では通わせるのは
難しくなってしまいます。
中1・中2で週2回で約4万円、
中3で週3回で約6万円、
それに加えて教材費や講習料の負担ができるのであれば、
正直なところ、1対1の個別指導塾が一番良いと思います。
もちろん、1対1の個別指導塾ならば
どこでも良いというわけではありませんが。
もちろん、1対3以上の個別指導であれば、
授業料は1対2よりもさらに割安になります。
ただ、個人的には1対3以上の個別指導塾は、
「生徒の理解状況に合わせて指導できる」
という個別指導のメリットが、
かなりスポイルされてしまうと思うのです。
人間は、普段の生活の中で、
2つのことを同時に行うことがよくあります。
夕食の支度をしながら洗濯をする、
というような具合にです。
1つのことに集中するよりは
多少効率が悪くなるかもしれませんが、
まあそれでも大きな支障はないのではないでしょうか。
むしろ、煮物が煮えるまでの時間を使って
洗濯ものを干すといった具合に、
時間を有効活用できるでしょう。
ところが、
同時に3つのことをやろうとすると、
とたんに大変になります。
どれか1つの仕事がおろそかになってしまったり、
3つの仕事全てが中途半端に
なってしまったりするのがオチです。
個別指導においても同じことが言えます。
私自身、1対1の指導から1対多数の指導まで
実際に何度も経験したことがありますが、
1対2までは誰でもそれほど抵抗なく
対応できると思います。
ところが、1対3になると、
相当指導経験を積んだ人でないと、
破綻させずに公平に対応するのは
難しくなります。
ですから、個別指導が1対3になると、
「とりあえず自分で考えてみて。
わからないところがあったら
そこだけ教えてあげるから」
という指導スタイルになってしまう場合が多いのです。
でも、それは個別指導というよりも自習室です。
学力が高くて、やる気がある子ならばともかく、
そうでない子にとっては、
良い指導法とは言えないと思うのです。
もっとも、1対3以上の個別指導塾は
どんな場合でもダメだと言っているわけではありません。
個別指導の場合、講師1名が指導する生徒の人数も大事ですが、
指導回数もかなり重要になります。
前にも書いた通り、
できれば中学1・2年生で週2回、
中学3年生で週3回程度の指導回数は
確保したいところです。
ですから、
「1対3だと週2回通えるが、
1対1や1対2だと、週1回しか通えない」
というようなケースであれば、
1対3の個別指導を選択するのも1つの方法だと思います。
あまりおすすめはしませんが。
ちなみに、「1対2の個別指導はバランスが良い」
ということを分かってもらうためには、
次のような例を見ていただくのも一つの方法かもしれません。
6人の生徒をそれぞれのやり方で指導する場合、
必要になる講師の人数は次のようになります。
1対1の個別指導→6人
1対2の個別指導→3人
1対3の個別指導→2人
この例を見ると、
1対1の指導を行うためには、
相当たくさんの講師が必要になることが分かります。
逆に1対2は、1対3と比べて
必要な講師の数はほんの少し増えるだけです。
必要な講師の数が多くなれば、
その分だけ人件費がかかりますから、
授業料も高額になります。
また、講師をたくさん採用する必要がありますから、
求人の費用もかかるでしょう。
ぶっちゃけた話、場合によっては
採用基準を甘くして、
学力が足りない講師や、
人格的に問題がある講師まで
採用しなければいけなくなるかもしれません。
そういう点から見ると、
必要な講師の数が圧倒的に多くなる1対1は
デメリットも相当あると言えます。
うちの塾で1対2の個別指導を採用している理由は以上です。