センター試験まであと40日となりましたが、

受験前に、ぜひ頭に入れておいてほしいことがあります。

それは、試験会場では常に

「逆転の発想をすべきだ」ということです。


例えば、実際に入試を受けているときに、

なかなか思うように

問題が解けなかったとします。

普通の人であれば、「ヤバい」と

あせることでしょう。


ところが自分が解けないということは、

例年よりも問題が難しい可能性が高いのです。

ですから、ライバルたちもみんな問題が解けなくて、

焦っていると考えるのが普通です。

本来合格できる力を持った人でも、

実力を十分に発揮できず、

不合格になるケースも出てくるでしょう。


そうだとすれば、

ライバルが脱落した分、

自分の合格の可能性は高くなります。

難しい問題は捨て、

易しい問題を確実に解けば、

十分に合格を狙えます。

ですから、問題が解けなくて苦戦したときは、

むしろラッキーだと考えたほうが良いでしょう。


逆のことも言えます。

入試で問題が順調に解けた場合は、

「これなら合格できそうだ」

と考える人が多いでしょう。

ところが、自分が解けたということは、

問題が例年よりも易しい可能性が高いのです。

ですから、普段よりも解けたとしても、

それで合格できるとは限りません。

むしろ、そこで気を抜いて油断してしまったら、

不合格になる可能性が高いでしょう。

ですから、問題がいつもよりも解けた場合は、

むしろミスをしないように気を引き締める必要があるのです。


それからもう一つだけ。

例年、センター試験の後に、

「今年は出題傾向が変わったので、

 あまりできなかった」

と口にする人がいますが、

出題傾向は毎年変わるのが当然です。

傾向が変わったぐらいで焦っていたら、

とても合格はおぼつきません。

仮に、傾向が大幅に変わったとしても、

「これで動揺して脱落するライバルが増えるな」

ぐらいに考えておくのが良いでしょう。