新みやぎ模試の

 

合格基準偏差値一覧が届きました。

 

当塾に関係する高校については

 

次のような変動がありました。

 

 

泉館山58(1ダウン)

仙台向山普通科57(1ダウン)

宮城野普通科55(1ダウン)

仙台三桜53(1アップ)

仙台商業46(1アップ)

宮城工業インテリア45(1ダウン)

宮城工業電子機械43(2ダウン)

利府普通科43(1ダウン)

仙台工業電気40(1ダウン)

仙台工業土木40(1ダウン)

仙台工業機械39(1ダウン)

宮城農業農業園芸37(1アップ)

宮城農業生活37(2アップ)

泉松陵37(1ダウン)

利府スポーツ37(1ダウン)

宮城広瀬36(1ダウン)

 

 

アップしたところが4つなのに対して、

 

ダウンしたところは12。

 

全体的に低下傾向なのは明白です。

 

 

ただ、偏差値によって

 

変化の具合はかなり違うのです。

 

 

まず偏差値50未満の高校は、

 

商業高校や農業高校の一部の学科を除くと、

 

完全に低下傾向です。

 

私立高校無償化の影響が大きいのでしょう。

 

 

ところが偏差値50以上の高校は、

 

ほとんどの高校・学科では変わっていません。

 

ナンバースクールに限れば

 

まったく変動なしです。

 

 

ですから、

 

「上位高校に関しては

 

 今のところ少子化にともなう

 

 難易度の低下はない」

 

と判断して良いでしょう。

 

中位校についても

 

難易度の低下はごくわずかです。

 

 

偏差値50未満の高校・学科に関しては、

 

全体的に低下傾向です。

 

中には定員割れが続いていて、

 

ほぼ全入に近いようなところもあります。

 

そういう高校・学科を選んで受験すれば、

 

楽に合格できる可能性が高いでしょう。

 

 

ただそれで良いのか、という問題はあります。

 

なぜならそういった高校は、

 

今後教育困難校化する可能性が高いからです。

 

 

そういう高校は、授業について行けないレベルの生徒が、

 

相当数入学しているものと思われます。

 

しかも、中には受験前もあまり勉強しておらず、

 

勉強する習慣がほとんどないような子もいるでしょう。

 

 

もちろん中には一定の学力があり、

 

真面目に勉強できる子もいるわけです。

 

今後その格差がどんどん大きくなっていくわけですから、

 

次第に授業が成り立たなくなっていくのは

 

明白なのではないでしょうか。

 

 

今後の日本を考えた場合、

 

かなり大きな問題だと思っています。

 

ただ、だからといって国や自治体が

 

動くことはないでしょうね。