【あなたの強みを生かせる高校はここだ
(仙台圏の公立高校の特色選抜配点より)】
という動画をアップいたしました。
特色選抜の違いをもとに,
タイプ別のおすすめ高校・学科について
解説しています。
こちらです。
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(仙台圏の公立高校の特色選抜配点より)】
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こちらの記事の続きです。
それでは,定期テストがなくなったときの悪影響を,
最小限にするにはどうすれば良いのでしょうか。
一番簡単な解決方法は,
「定期的に模試を受験すること」でしょう。
模試を受ければ,定期テスト以上に
自分の実力がわかります。
さらに偏差値や合否判定が出ますので,
自分の志望校の難易度も把握できるでしょう。
さらに模試は定期テスト以上に
点数を上げにくいので,
成績を上げる大変さも実感できると思います。
ただ中には,
「今回は勉強しなかったから……」とか,
「ケアレスミスが多かったから……」
というような言い訳をして,
自分の実力が足りないことを
認めようとしない人もいます。
それだと模試を受験する意味が
なくなってしまいますので,
結果は結果として,
しっかり受け止めるようにしましょう。
こちらの記事の続きです。
ちょっと話は変わりますが,
今から十数年前の3月に,
新中学1年生の男の子が
入塾してきたことがあります。
入塾面談のときに保護者の方に
志望校を確認したところ,
「仙台二高」とのこと。
それで春期講習と新みやぎ模試を
受けてもらったのですが,
模試の結果が返ってきたら偏差値が30台だった,
ということがあります。
要は県内最難関の仙台二高志望なのに,
実際の成績は周辺地域内で一番難易度の低い公立普通高に
ギリギリ入れるレベルだったことになります。
これは極端な例ではありますが,
同じようなケースは珍しくありません。
まず,小学生は自分の実力がよく分かっていません。
もちろん小学校でもテストはありますが,
簡単なテストがほとんどなので,
それなりに点数が取れてしまうからです。
仮にそれほど取れていなかったとしても,
平均点や順位が出るわけではありませんし,
「今回は勉強しなかったから……」
「本気を出せばもっと取れるし……」
というような言い訳もできます。
ですから,自分の実力を
正確に把握することは難しいのです。
また,小学生はそれぞれの高校が
どのぐらい難しいのかが
分かっていません。
あまり高校の情報が入ってきませんし,
そもそも自分の実力もよく分かっていないので,
上位の高校であってもがんばれば入れるだろうと,
軽く考えていたりします。
また小学生は,「ちょっとがんばれば成績は上がる」
と考えていたりします。
なにしろ小学校で行われるテストは
範囲が狭い上にそこまで難しくはありません。
テストの前日にがんばっただけで,
高得点が取れてしまうことも珍しくないので,
どうしてもそう考えてしまいがちなのです。
ところがそんな小学生が中学生になると,
がらっと変わります。
多くの中学校には定期テストがあります。
これは平均点や順位が出るので,
いやでも自分の実力を認識するようになります。
また,高校の難しさについても,
だんだんと分かるようになります。
「今年の中3生で仙台二高に入ったのは,
○○先輩だけだった」
というような情報は,中学生になれば
当然入ってくるようになるでしょう。
そうなれば仙台二高に入れるのは,
それこそトップレベルの生徒だけだと
いうことが分かります。
そして自分の定期テストの成績と
照らし合わせれば,
仙台二高の難しさは
いやでも実感することになります。
また,「成績はそんなに簡単に上げられるものではない」
ということも分かってくるようになります。
中学校の定期テストは最低でも5教科,
実技教科まで含めればそれ以上ありますから,
さすがに前日に勉強したぐらいでは
成績は上がりません。
最低でも2週間程度の勉強期間は必要でしょう。
しかもテスト前2週間必死で勉強したとしても,
大幅に成績を上げるのは簡単ではありません。
そういう経験を経ることによって,
成績を上げることの難しさも認識するようになるのです。
要は中学生に,「自分の実力」「高校の難しさ」
「成績を上げることの大変さ」を認識させているのは,
「定期テスト」だということになります。
その「定期テスト」がなくなったらどうなるでしょうか。
これら3つのことがよくわかっていない中学生,
別の言い方をすると,「小学生化した中学生」だらけになることは
容易に想像がつきます。
定期テストがなくなった場合の,
最大の問題点はそこだと思います。
次回に続く