ニア・アンダーグラウンド | こどなの奇妙な冒険

こどなの奇妙な冒険

ピン芸人「こどな」のブログです。舞台の告知とかします。俺は最初からクライマックスだぜッ!

僕は小学校中学校といじめられっ子で全然友達もいなかったのですが、そんな僕はとある能力があります。

人一倍強い危険察知能力です。

「あ、この人は危ないな」
「この人は恐い人だな」
「着いていくと危ないな」という危機察知力が人一倍強いのです。

その能力のおかげで、何度も助かった事があります。

「あの人は〇〇で~、ヤバい人なんだって」と人づてに聞く前にその人を避ける事が出来たりします。
高い宝石を買わずに済んだ事もあります。

芸人になった今もその能力は役立っています。

恐い話が蔓延してる芸能界ですが、幸いにも良い人にだけ巡り会えています。

恐い人とは出会わず、仲良くならずに済んでいます。


何故僕がこの能力を持っているのかというと
第六感が優れているとか
要領が良いとか
頭が良いとかそんなんじゃなく

“いじめられっ子”だったからです。

幼い頃から成長期の頃から養われてきた能力なのです。


対人関係で誰にも気を遣わず、自分が傷つかなくていい最良の方法は
“誰とも接しない”です。

これだけたくさんの先輩方や後輩に恵まれている僕に、養われてきた危険察知能力は“最良の方法”を常に選択肢に入れてきます。

部屋で一人になっている時、
その“最良の方法”がふと頭を埋めつくす事があります。

[“人”から逃げれたらどれだけ楽だろう]
[“人”から避けれたらどれだけ楽だろう]
[“人”から離れたらどれだけ楽だろう]

そんな事出来やしないくせに。


人見知りな人って結局そんな感じなんだと思います。
人一倍コンプレックスが強いから
嫌われるのが恐いから
傷つくのが恐いから
落胆されるのが恐いから
期待を裏切るのが恐いから

だから“接さない”を選んじゃうんです。きっと。



でも僕はいじめられっ子で良かったと思います。
いじめられてる時はそりゃ嫌でしたけど。

恐がられる人間じゃなく恐がりな人間で
傷つけるんじゃなく傷つく人間で

友達はほとんどいない僕ですが、
接する人が増えてきました。

僕の危機察知能力も進化して
“最良の方法”が最良じゃない事を学べたのでしょう。

人見知り同士はきっと仲良くなれるはず。