【また、目がよく見えるようになったら先生の本を一番に読みたい】
先月のこと。私は鹿児島に帰省しました。
理由がありました。
母が目の手術をしたのです。
10月の終わりの頃に姉が先に帰省してくれておりまして、
両親の面倒を1ヵ月間ほどすべてみてくれておりました。
姉には感謝しかありません。
「おねえちゃん、本当にどうもありがとう。おねえちゃんの妹で本当によかったと私は思っています。」。
鹿児島へ私が帰省したところで、何も手伝うことは無かったのですが、
母への元気づけと、父への顔見せと、ほんの少しの姉への家事手伝いの帰省となりました。
ほぼ何も見えない状態で暮らしていた母の目。
皆様からもご心配と励ましを頂き、お陰様で母の目の術後はとても順調で、両目が裸眼で1.0ほどになりました。
帰省中、母と沢山の話をしました。
そろそろ90歳を迎えようとする母が、私にポツリとこう言ったのです。
「純子ちゃん、あのね、お母ちゃんね、目が元のようによく見えるようになったら、一番に読みたい本は先生の本なの。」
昨夜、それを叶えたと、母から電話がありました。
とても嬉しかったです。
感無量になりました。
「価値ある生き方」の183ページの一節です。
『ちょうど本書を書き始めた頃に、私の父が他界しました。』
私が「価値ある生き方」を初回に読み終えた時にこう思いました。「先生はこの本をどんな思いでお書きになられたのだろう。先生がお小さいときから今までのお父様との思い出を胸に抱きながらのご執筆だったに違いない。先生お辛かっただろうな、、先生、お父様への感謝の気持ちで一杯だっただろうな、、。」。
先生がお父様を思ってお書きになられた本を、私は自分の両親にどうしてもどうしても読んで欲しく、先生の本で真っ先に両親に送っていた本が「価値ある生き方」でした。
私が生涯ついていく師はこういう人です、と、私は先生の人となりを両親に知っていて欲しかったのです。
それを私は「価値ある生き方」の本に込めて鹿児島に送ってありました。
「先生の本を読みたい気持ちもあって、目の手術を受けようと思った」と言ってくれた母を、私はこれからも大事にしようと思います。
先生からも「お母さまを今以上に大切にしてあげて下さい」とお言葉を頂きましたので、必ずそうします。
先生、私も価値ある生き方をしていきます。
「価値ある生き方」は2013年の本です。
お手元にお持ちの方は、再読をなさってみて下さい。
お持ちでない方は是非。
ライフメソッドアドバイザー 山下純子
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