私の人生は読書で作られていると言っても過言ではありません。
「それ以上読むとバカになるからやめなさい。」
と、母に言われるほど、私は本を読むのが好きでした。
それは今も変わりません。
面白い物語は子供の頃から沢山読んでいましたが、
小説らしい小説を読んだのは13歳の時でした。
姉の机の隣の小さな本棚に在った、
フランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」を読んだのが
私の読書人生の本当の始まりだったような気がします。
さて。さて。
皆さんは、面白い本を選んで読むでしょう?
私の読み方は違います。
これは私の人生に役立つだろうと思える本ばかりを読みます。
その合間に、面白いと思える小説などを読みます。
人生に役に立つだろうと私が思える本は、
メンターの本、古代哲学、古典哲学、現代哲学、医学、数学、物理、料理、そして科学などの本です。
後は王道の文学物です。
最初は全くそれらが理解できず、
文字を目で追っている感じでした。
それでも解らないまま読み続けていると、なぜかある日、
今まで解からないままに読んでいた本の内容が、
バババババババ~っと繋がってくる。
カントやデカルトやスピノサ、、アリストテレス、マルクス・アウレーニウス、アラン、、、
それぞれの本はお互いがバラバラの内容ですが、
なぜか全てが繋がる時が突然くるんです。
すると、チンプンカンプンだった難しい哲学書が一気に面白くなる。
文学物に関してもそうで、
あっ!ヘミングウェイは、、モームは、、こういうことを言っていたのね、と。
英語の先生がこんなことを仰っていました。
「純子さん、英語を勉強して聞き続けていると、そのうちに、シャンパンのコルクがポーンとあくように英語があふれ出す時がきますよ。」と。
これは、難解書にも当てはまります。
全てが繋がって、ポーンと溢れ出るときがきます。
すると、難しい本を読むことが楽しくて仕方がなくなります。
楽しくて仕方がなくなると、
自分の人生に当てはめて行動し出します。
結果、人生が進んで当然なのです。
難解書でも何度も読んでみて下さい。
読んで眠るを繰り返すと、潜在意識が理解しやすいような思考を送ってくれます。
これ、本当ですよ。
皆さん、理解し易いように易しく書かれた本ばかりを読まないで下さい。
易しく書かれた本を読むと人は考えなくなります。
その内容を鵜呑みしてしまいます。
私はクライアントにいつも言うのです。
「易しく書かれた本ばかり読んでいるとバカになりますよ。」と。
バカになるとは、そこで止まるということ。
それは、自ら読み解いく考える力を放棄することに繋がります。
これは自分の人生に役立つだろうか?
そう考えて本を選ぶのもよいですよ。
ライフメソッドアドバイザー 山下純子
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