最近、よく相談室に遊びに来るあの子は 5年生。
大勢の子どもたちの来室に
なんだか不機嫌にしていた。
だいたい、来室するたびに
とってもだるそうな感じで
いつも「あ~~疲れた。。。。」って言ってる。
見るからに、身体がだるそうな様子。
先日、給食の前にやってきて
「先生、きょうのお昼休みに相談室をわたしたち3人だけにしてくれない?」
ってお願いされた。
毎日、昼休みには相談室を開放して
『おはなしタイム』と称して雑談会をしているのだ。
4~6年生の高学年を対象にしているけれど
なんせ相談室があまり広くないものだから
週替わりで学年を割り当てているのだ。
今週は5年生の週。
だから、毎日の昼休みは5年生の子どもたちで満員になる。
5年生の子どもたちとは、あまり接点がなかった。
授業中もとても静かで、騒いでいたり席を立っている子どもは
ひとりもいない。
これといって、特に問題行動などもなく
比較的とても落ち着いた学年である。
だから、ワタシが呼ばれることもないし
クラスにわざわざ入っていく用事もない(苦笑)
でも、この『おはなしタイム』をオープンしてからというもの
5年生の来室が一番多くて
一気に顔見知りになった。
話を元にもどそう。
昼休みを3人だけのために・・・・
「ん~~~よし!わかった!いいよ、待ってるからね」
そして仲良し3人だけの『おはなしタイム』となった。
とくに相談があるわけではなかった。
もちろん、ワタシのほうもそれは承知。
とりとめもない話を3人の子どもたちとしていると
ふっとあの子が話はじめた。
「ワタシ、お父さんキライ。」
あの子は中学生の兄がふたり。
長兄は野球をやっているらしい。
お父さんも野球をやっていたので、ふたりはとても仲良しだとか。
「お父さんは、上のお兄ちゃんばっかりかわいがってる・・・」
次兄は野球ではないがスポーツをやっているので
まだお父さんとの仲はマシらしい。
「でも、わたしはなんにもスポーツやってないからね・・・
だから気が合わない・・・」
「この前の運動会に、お父さん野球のユニフォーム着て来たんだよ!
も~~信じられん。イヤでたまらんかったっ!」
「最近、お父さんの帰りが遅いに。」
「わたしが『帰ってくんなっ!』って言ってるから・・・」
「だって、お父さんが帰ってくると、好きなテレビが観れない。」
「だから、お酒飲んでかえったりして遅い。」
「わたしの名前、好きじゃない。」
「お父さんが付けた名前だって」
「お母さんが考えていた名前のほうがよかった・・」
あの子のお父さんにとって、
男の子がふたり続いた次に生まれた女の子。
きっと、とてもとてもかわいがっておられたのじゃないかなって
想像しているのだけれど・・・・
この年頃の女の子って
お父さんのことを敬遠したりすることもあるって
ワタシ自身の経験からも想像したりしてるのだけれど・・・・
どこでどうすれ違ってしまったのか・・・・・
でも、あの子が
「お父さんキライ」って言えば言うほど
「お父さん、わたしを見てよ!」って聞こえてくるのだな~これが・・・・
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