首の座りが遅い、入院や発達の遅れにより寝ている時間が長かったなどで、お座りの獲得が遅れている子には、身体機能に合わせてお座りの練習をします。 

PTでお座りの練習を始めると、お母さんからは家でも座らせていいか質問されることが多いです。
そのような時は、お母さんが抱っこした状態や、お母さんが後ろにいて寄りかかれる状態ならOKですとお伝えしています。 
家にある、ひとりで座っていられる椅子に座らせていいかと聞かれることがありますが、椅子の利用はまだ控えていただきたいと答えています。
それは、まだひとりで座るための体は作られておらず、小さな体でひとりでお座りを頑張ってほしくないからです。

PTでのお座りの練習は、骨盤の動き、腕の動き、振り向き具合、手の支持の仕方など、いろいろな評価をしながら進めていきます。
また、うつ伏せでの顔〜胸の上げ方も並行して評価し、お座りの練習内容の参考にします。

練習は、はじめは床の上に座らせて行います。
ある程度安定してきたら、椅子に座らせて練習します。
お座りの練習で遊ぶ際は、いろいろな物を用意します。

次回に続く…