寝返りは、気づいたらできるようになっているという印象があると思います。
が、これはこれで、できるようになるまでの経過がきちんとあります。
原始反射という生まれつき持っている反応で、その中のある反射が消失すると寝返りができるようになる、と教わりました。
それに加えて、必要となるのが子ども自身の動きです。
PTに来るお子さんの中で、5ヶ月くらいでお会いする子(この月齢でのPT開始はほとんどがダウンちゃんです)は、寝返りのための練習が必要となります。
練習は、正面でおもちゃを見せ、そのおもちゃを寝返りたい方向に動かし、そこに手を伸ばしてもらうことで上部体幹に回旋運動を入れます。
体幹〜下肢の動きはこちらが手伝い、寝返りの動きを誘導します。
はじめは体を突っ張らせたまま寝返ることが多いですが、力が入りにくいためそうなってしまうのだと思います。
手、体幹、下肢と、サポート量を少しずつ減らしながら練習します。
CPの場合は、体全身がつっぱりやすいので、なおさら回旋運動の練習は必要になります。
寝返りはやり方を問わずできればいいと思われるかもしれません。
でも、やり方を間違えると、体を使う際に筋肉を正しく使うことができなくなる可能性があります。
小さいうちから、やらなければならない練習はしっかり教えていく必要があります。
お子さんがイヤがる時はやめて、遊びに夢中になっている時に行うと練習しやすいと思います。