私って?


昔の記憶を掘り起こしてみたら


あ、こんなだった!と思い出した事が有ります。


昨年の夏に久しぶりに帰国した後


高校時代の部活の人達とLINEグループで繋がったのですが


以前から連絡を取って居た人に加えて


超久しぶりの人ともまとめてLINEで繋がって


あれからたまにグループでの会話が有るのですが


私って人との会話に混ざるのが苦手なんだ!と思い出したのでした。


特に女の子のグループの会話が苦手で


例えば中学生の頃の私は、トイレには1人で行き


後は自分の席から離れずに、目の前に居る男子の会話に混ざってました。


休み時間にわざわざ立ち上がって誰かの席に行き、会話をする内容がアイドルとかって


私には全く興味が無い話が多くて


そこで情報収集の為に近寄り聞き耳を立てて居たら


もっと周りの女の子の事が理解出来たのかも知れないけど。


私は知らない事を知ってる振りして話す事が苦手で


とにかく面倒くさいからトイレ以外では席を立たない様にしてました。


とは言え、私はテニス部の部長だったので


先生からの呼び出しとか


部活の子らから呼び出しとか


忙しくして居た時間も有りました。


そんな私が高校は女子校に進学したのですが


その高校の部活動で参加した演劇部には


カッコいい男の子役を演じた先輩に憧れて入部希望を出した女子がわんさか居ました。


そのうち演劇部の練習を経験してから、どんどん辞めて行きましたが


最後まで続いて居た仲間もまだ結構居まして


その仲間には、大人数の時に自然に起こる小さなグループが出来て居たのです。


私はそのグループの何処にも入り込めない


いわゆる半端者で


その頃の女子校演劇部は市内の男子校と合同で部活動を始めて居て


放課後は男子校の校舎を拠点として練習をして居たのですが


何となく


みんながまったりして居る時は、私は所属場所が無かったので


男子の近くに居ました。


男子はグループを作らない傾向に有り


私にはそれが楽だったのです。


そんな男子も、私より何十倍もコミュニケーション能力が有る為に


普通にいつの間にか女子グループ達と情報交換などをして居て


私はいつもみんなが存在する空間の一つ外側の空間で生きて居るような感覚が常に有りました。


でも私はその部活のみんなが大好きで、出来るだけ多くみんなと時間を過ごしたい!と言う気持ちが強くて


みんなで遊びに行く計画を立てるのはいつも私でした。


だから部活内では平ですが


陰のイベント部長と呼ばれて居ました。


みんなと一緒に居たいから企画を立てるけど


いざ大勢で一緒に出掛けたら、私の周りにいる人はいつも変わらずで


やはり


もっと話をしてみたい!と


でも複数の人達で集まっての会話にはどうしても参加して無かったり気付いて無かったり


結果、大勢で楽しい時間を過ごしたけれど、彼女達からの情報収集は余り出来なかった


と言うイメージが強く頭にこびりついて居ます。


みんなはいつ何処でその話をしたのかな?


知らなかった!


と言う感覚。


多分それは私が人の話を聞いて無いから。


今の仕事でもつくづく感じて居るのは


私は一つの事をしながら別の事に集中が出来ないので


子供達が目の前に居たら


子供達の話を聞きながら、同じ教室に居る先生同士の会話も聞いて居る


と言う事が出来ないのです。


しかし他の先生達はそれが出来る。


だから


私が同じ空間に居ても、100%の確率で私は先生同士の会話は聞いてないと思っててね?と


同僚の先生方に言って有ります。


何か大事な話だったら、後で教えてね。


だけど、会話は大抵が大事な話では無く


何かの噂話だったり、愚痴だったりするから


その会話の瞬間を逃したら、後で敢えて教えて貰うことはほぼ無いに等しいのです。


まあそんな感じで


私は人の会話をちゃんと聞いて居られないし、余り練習もして来なかった所為か


はたまた会話能力が無いから混ざれなかったのか


人の話に興味が無いからなのか


久しぶりに集まった人達で作られたグループLINEでのやり取りで非常に居心地悪い気がします。


誰かが何かを発信して


それに気の利いた返しが出来ないし


私が何かを書くと


反応に困るって感じで


LINEの画面からシーン


と言う音が聞こえて来るのです。


それが今始まった事なら


アメリカ生活が長いからねーとか思えるのでしょうが


きっと私は昔からこんな感じだったんです。


私の考えてる事とか


興味がある事とか


今ひとつみんなと重なる部分が無かったのかも知れないし


人が思ってる様な会話が出来ない。


高校時代の私は〜


部活と武道の練習以外は映画の事を考えて居て


部活が忙しくってなかなか観られ無い場合


観たかった映画を日曜日の朝から4本まとめて梯子したりしてました。


もちろん1人で行ってました。


あの頃はドラマを観る時間も無く


元から音楽には疎いから


話したい共通の話題が無かったのかも。


いや違うな。


多分私は会話が無い家で育ったから


上手く出来ないのだろう。


食事の時に会話を学ぶ


と言うけど


私が物心ついた頃には、私はテレビを観ながら食事をして居て


母はご飯を一緒に食べないし


父は仕事から帰って1人でご飯を食べる時


私達が待ち構えて居て話をしようとすると


向こうへ行ってて!と追い払われて居たから


私は良く考えると


家族との会話は一年に2回の家族旅行の時位にしか経験して無かったのかも?と思います。


うちの家族は側から見ると仲良しな家族見たいに見られるけど


私の父は私の事を沢山褒めてくれて


褒められ過ぎて、私はもう人に褒められ無くて良いと思う位に思うし


父に叱られた経験とか無いんだけど


それは父が子育てに全く関与してなくて


叱る理由を見つけられないと言うか


ただ私の事を知らなくて、何も見てないから


叱られなかっただけなんだろうな、と思います。


ちなみに私は両親に褒められたくて勉強を頑張る


様な子供では無くて


宿題もやらないし、出来ればテレビを観て漫画を読んでゲームをしてるだけの子供で


学んだ直後にすぐテストが有る小学校時代は、たまたま私の記憶力で良い成績が取れて居たけど


学んだ事を貯めて置いて纏めてテストをする中学校のやり方では


私の記憶力では全くやって行けず


私の成績がガクンと落ちた時には


従兄弟2人が仕事帰りに家庭教師をしに来て


更には週末に別の従兄弟の婚約者に勉強を教わりに父の職場に通う


と言う大変な事をやらされて居ました。


だけど


父はそう言う駄目だった部分には何も言わず


思い出してちくちくと痛い所を つつく事も無く


ただ何かが出来たら


小さな事でも


「さすがお前だ!」と言う風に褒めて居たのでした。


しかし


私にはこの父も、私の母も


ネグレクトをして居た両親だと思ってます。


だって私には彼らとの心の繋がりが全く感じられ無いんです。


精神的な部分のネグレクトです。


私が高校時代に友達と一緒に居たいと強く感じて居たのは


家に家族との繋がりが無かったから。


だから家族の代わりに一緒に時間を過ごしてくれる人達が欲しかったのです。


だけど


本来の家族から人と上手く会話をする方法を学んで無くて


ただ人を周りに集めて、家族の変わりの小さな集団は作れるけれど


そこの人達と


健康的な家族がする様な、相手に興味を持って会話をする、と言う行為は出来なかったのだろうな。


今も出来ない。


ちなみに私は今は父とも母とも上手く会話が出来ません。


あの2人と何を話せば良いのか?


私には両親と話したい話題が見つけられ無いのです。


そして私が現在興味が有る幼児教育の話など


その関係者以外で興味を持って会話をしたい人などは全く居なくて


そう考えると


私の散歩仲間の友達は


私が興味が有る話を聞いてくれるし


2人で話したい事は沢山あるなー。


と言う訳で


最近の私はグループLINEでは極力何も言わない様にしてます。


みんな良い人で大好きなんだけど、私にはいまいち気の利いた言葉を発する事が出来ないので


私は黙ってるのが1番!と自分の立場を理解したのでした。


そう言えば昔、私は喋らない方が良いって誰かに言われた事が有るなー


その時は失礼な事を言う輩だと思ったけど


的を得てるアドバイスだったんだな。


言った輩が誰だったのかは覚えてないけど、今更ながらありがとね。




ジャスミン茶のポット内に浮かぶ花を発見。