金曜日の仕事の後は


職場の人が定年退職したお祝いのパーティーに参加しました。


彼女は最初生徒のナニーさんとしてある家族の4人の子供が通う保育園への送迎で


4人が全員卒園するまでの間私達の職場に関わった後


職員として採用される事になった経緯が有り


そのご家族のお家を借りてパーティーが行われました。


私達職員の中で参加できる者達と中にはその家族も加わり30人近くが参加と聞いて


そんなに人が集まれる家なの?と思いましたが


行って見たらかなり広いお家で


そこには沢山の人が集まって居るのにゆったりとした空間で


混雑が苦手な私が長居をしてしまう位でした。


退職された方の友人やご家族も呼ぶと言う事で


数年前に職場を変えた人達も来て居て


その2人は私が大好きな人達なので久しぶりに会ってそれぞれとのおしゃべりを楽しみました。


そのうちの1人は私の映画友達で、久しぶりに会ったのですが、また近々一緒に映画に行く予定を立てました。


この前映画館で観た予告で、彼女が好きそうな映画があったんだよねーと言う話をしたら


行こう行こう!と盛り上がり


一緒に居た旦那さんも


「君と映画を観に行くといつも楽しそうにして居たから、またよろしくねー。」と言われました。


彼女が私と観に行く映画は、旦那さんや息子さん達が興味を持たない映画で


でも私達の好みは似てるから一緒に行くと丁度良いのです。


もう1人の先生は、私とパートナー先生が指名して、この人が必要です!と


私達のクラスに配属して貰って一緒に働いて居た人で


コロナ禍にワクチン摂取を拒否した為に先生の仕事をさせて貰えなくなり


職場の設備などに関わる仕事をして居たのですが


その頃は毎朝私達がミーティングをしてる部屋でいつも彼女が仕事をして居たので


いつの間にか3人で生徒の話や職場の話をして居て凄く楽しかったのです。


でも先生として働きたいと言う事で


コロナワクチン摂取を強要しない学校を見つけて辞めて行ったのでした。


彼女の娘さんが日本語を学びたいと言うので


少しの間ハリがオンラインで日本語会話の勉強を教えて居た関係でも有ります。


パーティーには美味しいメキシカンや


ものすごい量のマルガリータやサングリアやワインなどが用意されて居て


みんながそれぞれ歓談しながら食事を楽しみ


暫くして園長を始め色々な人からの一言が有りました。


一言、と言うより長いお話も有り


話の代わりに歌った人も居たり


その全ての人の話が笑い有りの興味深い話しで


こう言うスピーチを全部最初から最後まで聞いて感動するなんて、きっと彼女の人徳がなせる事なんだろうな


と思いました。


あまりにも笑い過ぎて途中から顔が痛かったです。


その中で、ホストのお家の今は成人して居る娘さんが出て来て


今回の素敵な定年退職のパーティーに沢山の仕事仲間が集まって


彼女の素晴らしさを讃える事になったのも


元を辿ると全てはこの保育園に通う事になった私が居たからだから


私のお陰でみんなはこんな素敵な先生を職場に迎え入れる事が出来た分たんだなーって思う


と言う冗談を言って笑わせてくれました。


そこの奥様は


私は素晴らしく出来の良い子供達を持って居るんだけど


それも全て、小さかった頃の子供達を育ててくれた彼女のお陰です。


あ、私のお陰でもあるかしら?少しはあるかな?


なんて


親としてナニーさんを頼り、信頼して子育てをしたと言う事を堂々と話す姿が素敵でした。


私が就職する前に定年退職をした1代目の園長さんは


彼女の履歴書を見て、過去にExecutive Director のポジションに着いていた事があるので


ついに私の気持ちが理解できる先生が職場に雇われるので


私の立場を理解できる人として、色々とアドバイスが貰えるかも?と、期待して居たのに


アドバイスはして貰えなかった、と言う話をしたり


あ、それから


私が退職する時に今度お家に呼ぶからって言ってくれたのに


ずっと待ってるけどまだ呼ばれてないから


もう一度お伝えして置くけど


遠くに引っ越してもお邪魔するから、絶対に誘ってね!と言ってました。


彼女はMontereyに別荘を持って居るので


退職したらそちらに済む予定なのです。


と言うか、予定より早く退職してしまって居て


彼女が職場から居なくなって暫く経っているのですが


その理由が


急に心臓に問題がある事が分かって


仕事が続けられなくなったからだったのでした。


彼女はこの数ヶ月で、心肺蘇生を3回くらい行われて居て


心臓の手術は近々3回目を受けるそうなんです。


膝が悪くて、膝にボルトを入れる手術を受けて居て


膝の問題ばかりに注目して居たから


心臓が悪かったなんて、私も知らなかったのよ!と


急に発覚してみんなが驚いた話でした。


心肺蘇生が上手く行かなかったら、今の彼女は居なかったかも?と思い


最初にその話を聞いた時は涙が込み上げて来ましたが


今は顔色も良く元気にして居るので


退職して良かった!と思いました。


プエルトリコ系のアメリカ人で


黒人だと言う理由である人からあからさまな意地悪をされて居た事も有り


同じ職場でも彼女に対して失礼な態度を取る白人職員は1人では無く


でもそう言う人達の方が少数派で、彼女の事が好きな先生の方が断然多かったです。


私は彼女の働き方や性格を理解してリスペクトをする様にして働いて居たので


側から見たら仲悪いの?と間違われた時も有りましたが


彼女は私には個人的な話をしてくれたり、いつも心を開いて話をしてくれました。


だから、彼女をいじめて居た人の話もしてくれたのでした。


コロナ禍になって、私がリーダー先生のチームで働いた年には


彼女が組まされた先生にかなり酷い扱いをされて


私よりさらに仲が良いリーダー先生に話を聞いて貰い、その時に泣いて居たそうで


本当にいつも平穏で楽しく仕事をして居た訳では無いとは思いますが


昨日のパーティーは、その嫌な気持ちになった思い出を一気に吹き消してくれる位に


みんなからの愛と尊敬と賞賛に溢れた集まりだった様に見えました。


遠くから尋ねて来て居た妹さんが、このパーティーに参加する為にと


帰る日付を7週間も伸ばして待って居たそうですが


待って居て参加して良かった、と泣いて居ました。


パーティー苦手で、どちらかと言うと嫌いな私ですが


参加して本当に良かった!と思える素敵なパーティーでした。


彼女のパーティーがあったお家は結構近所だったので


帰りは家まで歩きました。




歩きながら霧が顔に当たって寒い!と思ったら


Snowman が置いてありました。