Asian Art Museum からスタートする事になった兎ツアーですが


私はChase Centerに行った事が無くて


地図を見ても位置を把握出来て居ませんでした。


Asian Art Museum からバスを乗り継いで行けるから


それで先にChase Centerへ行こう、そこが残りの3つの中で1番行きにくい気がする。


友達が、じゃあ帰りは?どうやって次の場所に行くの?と聞くので


その目の前からT-lineでチャイナタウンの新しく出来た駅に行けるんだよ。


いやまて、じゃあそのT-lineでそこに行けないの?


と言う事で、幾つかあるバスで行く選択肢を選ばずに


T-lineの通る駅を目指して歩く事にしました。


え〜と、ここから近いのは〜


Geary Street に有るね。


歩ける距離だ〜よし、散歩散歩〜と言う事で


昔その辺をよく歩いて居た私が案内役に。


結婚して直ぐの頃、この近辺に住んでいて


毎週水曜日と日曜日にあるファーマーズマーケットに買い出しに来て居たので


この辺の道はよく知ってるつもりでした。


とにかく危なく無い道を歩こう!



1番安全な道を歩くつもりで


Asian Art Museum の前の道を真っ直ぐ歩いて行きました。




この辺はCivic Centerと言う場所で市庁舎が立ち並ぶエリアで


昔は比較的普通の道だったのに


歩いて見たら、余りにも汚いのでびっくりしました。



この車道脇のゴミが見えますか?


精神的に病んでしまって居ると見られる方が大声でぶつぶつ話しながら


道を前に進んでは振り返り、立ち止まり


前に進み、立ち止まり


と繰り返しながら、こちらに向かってくるのを発見!


目を合わせない様に早足で歩きました。


独り言の途中で私達の存在に気付かれてロックオンされるとやばいから。


かと思えば


道路脇に置いてある


車と同じ位の大きさの鉄のゴミ箱を


なんだか叫びながら引っ張って居る人が。


ハイヒール、アミタイツ、ミニスカート、短いトップスで


何か気が狂った様に怒鳴りながら、普通は牽引車が持ってくる様な重たい鉄の箱を引っ張ろうとしている。


つーか、動いた!


動いてるよ!


あ、道路を横切ろうとしてる?


ふと周りを見ると


誰もが目をまんまるくして彼女を凝視してました。


何があった?


そのゴミ箱をどうするんだ?


その鉄の箱は、普通建築や引越しで沢山のゴミが出る時に


オーダーして一定期間だけ所定の位置に置かせて貰い


とにかく大きなゴミをどんどん投げ捨てて一杯になったら取りに来て貰うってやつで


彼女が引っ張って居たのは小型でしたが


引き摺り回す様にデザインされて居る訳じゃ無いから


物凄い力で引っ張って居るんだな、と思いました。


道路のゴミや人糞や叫んでる人や大声でその人にしか見えてない誰かさんに話しかけて居る人を避けながら


前に突き進む私達。


途中でこの道路を抜けたいから右に曲がる?と友達が言っても


ダメ、曲がるのは得策じゃ無いと思うから


と説得して


Gearyまでひたすら歩きました。



この辺の空気はなんか臭くて、途中で火を燃やす匂いがして来たら


それが当たりの臭い匂いを中和してくれて


助かった〜と思いました。


ゴミ箱の周りに溢れてるゴミや


とにかく犬の物とは思えない大きさの茶色い物とか落ちてるし


それを踏んじゃった人が必死に擦り付けて歩いた後とかを避けながら歩くのです。


朝からマリファナ吸ってる人も居るし


もっとハードなドラッグで決めてる人も居たのかも?


早歩きしてたから、見てないけど。




ちなみに途中でリトルサイゴンと呼ばれると言うエリアを通過しました。


この辺はベトナム料理店が多いのかな?




地図の様にGearyで曲がると


道の様子が変わりました。


道路に座ったり寝たりしてる人の数がぐんと減りました。


この辺からUnion squareに向かう道にはアートギャラリーが沢山あって


窓の外から中を盗撮しながら歩きました。


まだ何処も空いてない時間です。


で、次の兎を見る為に駅に向かいながら


ふと気付いたのは


その前に別の兎が見られるじゃないか!


と言う事でした。


Union Square が見えて来て、そこにある兎を先に見ようと言う話になったのです。


しかし


兎だけ追いかけて居る私達では有りません。


Union Square 前の有名な老舗ホテル


St. Francis Hotelに行こう!と言う話になりました。


何のことはない、トイレ休憩です。


最初の兎を見た時に、外気温が寒過ぎて


その辺からトイレを我慢して居た私は


かつてダウンタウンに出て来ると、必ずトイレを使わせて貰って居たこのホテルなら


どこにトイレがあるか知って居たからです。



右下がトイレ内の写真です。


このホテルには、外が眺められるエレベーターがあり


かつては元夫が連れて来てくれたり


私とハリだけで来たりした事が有りましたが


あれに乗ろう!と探し回りました。


場所がよく分からないので


宿泊客にしれっと聞いて見たら


親切に教えてくれましたが


このエレベーターは


ホテルのカードキーを使って部屋番号を押さないと来ない仕組みでした。


今まで知らなかった!


誰かが箱を呼んで、開いた所に飛び乗って居たのか?


最近そうなったのか?


カードキーを刺して番号を押すボタンの機械がレトロだったから


前からこんなだったのかも?


覚えて無い。




このホテルの写真の後ろ側の棟に一つエレベーターが写ってますが


目の前の建物を眺めて居ると思うと急に視界が開けて


ユニオンスクエアやコイトタワーやベイなどが望めます。


私達は3回ほど上下に行ったり来たりして満足しました。


急に下がるから耳が!と中にいた人みんなが同じ反応をしてました。


スカイツリーに比べたらこんな高さは屁でも無いですけどねー。



この後兎の撮影会をしてさらに寄り道をしてから


やっと次の目的地に向かいます!