今月は3本の映画を観ました。
日本に住んでいた頃は、とにかくたくさんの映画を映画館で観たい人で
少しでも安く沢山の本数を観たい!と思い前売りを買ったり
東京に住んでいた頃は、古い映画を沢山見ることが出来る映画館の会員になったりとしていたのですが
こちらに来てからは、ハリに合わせて子供用の映画を観る程度で
たまに観に行っても
昔ほど観ている気がしないでいました。
と言っても、ハリウッド映画で観たいものがあまり無い・・・と言うのが一番の理由でしょうか?
しかしながら
昨年はある映画館のメンバーシップを買うことにして
月に$9.99払うと映画のチケット一回分のクレジットが貰えると言うのですが
午前中の早い時間に行けると
Early Birdと言う値段で$9くらい(映画館によってちょっと違うと思う)だけど
普通はだいたい$12とか$13とかするので
まあ、あいだっこを取ってる値段で良いかな・・・と。
以前はCostcoで映画のチケットを買っていたんです。
そっちの方がちょい安いのかも知れませんが
面倒なのでやめました。
このメンバーシップのお金は毎月取られ
一回分のチケットがクレジットとして与えられるのですが
使わないと、次の月に繰り越しになるのです。
うちの映画館通いの回数は
毎月払っているのが溜まって、ハリと二人で観に行く・・・と言う程度なので
ちょうど良い感じでした。
というか、沢山溜まっている・・・と言う方が正しいか?
最近では職場の女性と二人で映画に行くこともあるのですが
その時は、いつもと違う映画館に行く上に
彼女が映画代を出し、私が食事代(似た様な値段)を出す・・・みたいな感じの支払いで
なかなか自分が持ってるチケットは使わないのです。
そんな訳で
チケットが溜まってるから行こうぜ〜〜となった訳ですが
クリスマス休暇の時には
ウィル・スミスが声の出演をしているアニメーション【Spies in Disguise】を見に行きました。
この映画は日本で放映する予定は未定?
甥っ子と姪っ子に観に行って欲しかったのに・・・。
とにかく鳩に受けた!
これに出てきた日本のヤクザにも笑えました。
その次は打って変わって戦争の映画 【1917】を観ました。
ひたすら泣ける映画でした。
戦争の映画はいくつか見てきましたが
人が爆撃や銃で怪我をするのを観るのは苦手です。
なぜでしょうか、刑事ドラマや解剖医ドラマの負傷シーンは
ドラマだとわかっているので平気なのか・・・
本当に傷つけるシーンを観せるドラマが少ないせいか平気なのです。
でもこういう映画は、傷ついて倒れている人の姿が見えるだけで涙が出てきて
気づくとそんな死体がそばに山ほどある・・・なんて思ったら
この死体の間を駆け抜けていかなくてはならない青年たちの気持ちまで考えてしまって
映画も作り物なのは分かっているのですが
それでも感情移入の仕方が違うのかなあ・・・。
主人公が川に落ちるシーンがあったのですが
私にはその時の冷たい水や息ができなくてもがく感覚まで感じられてしまいました。
映像がとても綺麗で、でもとても悲しい話だったので
観た後に余韻が残りました。
その次に見たのは日本のアニメ【天気の子】のプレミア上映です。
こういうのは1日とか2日とかしか上映しないことが多いので
平日だけどチケットを買いました。
買うのが遅かったせいか前の方の席で首が苦しかったです。
せっかくなので英語字幕付きを貼っておきます。
私たちはいつも日本の映画は日本語版で英語字幕付きを観に行きます。
もちろん吹き替え版もあります。
最近では日本のアニメを見る人がどんどん増えてきてる・・・と思うと嬉しいのですが
この映画に【君の名は】の主人公がカメオ出演してる事に真っ先に気付いた人達にちょっと負けた感を感じました。
私はあの人達ほど観てないのか・・・なんて。
映画の途中でみんなが声を上げた瞬間に
「は?なんで?」とハリに質問してしまいました。
だって成長した二人の姿なんて見慣れてないもーん。
この映画の上映の最後には監督さんのインタビューも流れて興味深かったです。
そして一番最近観たのは、私だけで行った【Little Women】です。
日本語でアニメを見たし、本も読んだことあるけど
なんて題名だったっけ?とか思うくらい大昔に読んだだけだったので先入観とか無く観られました。
私にはこの映画のすべてのシーンが愛おしいと感じられました。
家族の愛とか友達や隣人の愛とか
貧しい中で肩を寄せ合って生きている家族の話が観ていて泣けてしまうのでした。
多分戦争映画で流したよりももっと涙を流したと思います。
この四姉妹のお母さんがとっても暖かくって
私もあんなお母さんに育てられたかった・・・なんて思っちゃいました。
あまりにも涙を流して観ていたので
次の日は目が痛かったです。
私は長女役のエマ・ワトソンが観たくて行ったのですが
主人公のジョー役の女優さんに一瞬にして気持ちを持っていかれました。
男の子の様な女の子。
ボーイッシュで責任感が強いのに繊細で泣き虫で
とっても可愛らしい、本を読んだ時も私はジョーが一番好きだったなあと思い出しました。
女は自立なんて出来ないんだから、金持ちを探して早く結婚しなさい・・・と言われる様な時代に
絶対に結婚しない!なんて言っていた現代人みたいな女性と
その彼女を取り巻く家族や友達の話が
とっても魅力的に描かれていました。
どの映画も観に行ってよかったと思える作品でした。