ハリの高校が決まりました!

今日手紙が届いて、第一志望で書いた高校に行けることになったのが分かりました。

ハリは1998年生まれで、今年の秋に14才になります。

アメリカの学校は保育園の後、小学校付属の幼稚園に行くところから始まります。

幼稚園に行くのが5才から6才頃。

(子供に寄って始める年齢がちょっとだけ違う。親の判断に寄る。)

ハリが幼稚園へ入ったのは4才と10ヶ月の時でした。

本当は一年遅らせたかったのだけど、保育園代が払えないので

仕方なく幼稚園へ行かせたのです。

本人にしてみたら、きっと一年遅らせてあげた方が

社交の問題などなく、いじめの経験も少なくて済んだかもしれません。

それはともかく

小学校では1ねんから5年まで、幼稚園を入れて6年間の小学校生活があります。

学校に寄ってはその上の学年もある学校があるのですが

その上の学年がない学校を選んだ人は、次は中学校を選びます。

6年から8年までの学年が終わると次は高校です。

高校は4年あるそうです。

今回、プライベートの高校にも手続きを出したら?といわれましたが

たとえ全額奨学金をいただいても

金持ちの親との付き合いとか自分には無理だと思ったのでやめました。

プライベートの高校に入学したい場合は、小論文を書き

面接をするそうです。

自分がその学校に行ったら、どんな風に学校の良さを自分にいかせるか?というようなことが

すらすらと書けないと無理です。

ちなみに、プライベートの高校の中にはカソリックの高校などもありますが

うちはクリスチャンがたくさん居る環境には適応しないと思いました。

さて、公立高校の選択ですが

サンフランシスコでは小中学校と同じで抽選になります。

あらかじめ行きたい高校をしぼっておき

申込書に記入して

後は待つだけです。

ハリはキンダーを含む小学校から中学、高校と

全て第一志望で書いた場所にあたってラッキーでした。

今回はたった2校しか選ばないようにしたのですが

一番行きたかった高校に行けることになったので、ほっとしました。

え?受験?

そんなもの、サンフランシスコには無いです。

子供達は宿題に負われる毎日程度でひーひー言ってますが

日本のようなストレスマックスになるような受験期を経験することは無いのです。

受験で子供を選り分けて頭の良い順に高校に入れて行く方法って

本当に子供のために良いのでしょうかね?

受験が苦手な頭の良い子はその受験での失敗で一生の心の傷を負ったりしますよね。

受験戦争じゃないけど

受験の準備などに掛けるお金を

特殊クラスのお金に持って行くようにして

どんな子供でも好きな学校に行けるようにして

人間のランクを付けることなど教え込まれない社会で生きていけたら良いですよね。

ハリをアメリカで育てていて

高校に行く前に受験の経験をしないで済んでいるハリを見て

「良いなあ~。こんなに楽々と生きていて。」と思いましたが

同時に

「あー良かった、受験でイライラしてるティーネージャーが家に居なくって。」と

安心もしました。

ただでさえ、一番難しい年齢の時に

受験という極度のプレッシャーをかけて

大人は何を子供に望んでいるのかな?なんて思いました。

日本の親達は本当にかわいそう・・・と感じました。

うちの子供は塾にも行ってないし

家での勉強は学校の宿題をするだけです。

宿題はたまに休み時間中に終わらせて来るそうで

家でも15分くらいで終わらせてしまえる程度しか残っていませんし

それ以上は勉強してません。

ハリはとりわけ優秀な親から生まれた訳ではなく

むしろハイスクールをドロップアウトした父の血を引いてます。

そんな子供が、日本と比べて

まったく何もしてないように見える生活を続けるだけで

果たして大学まで行けるのか?

そして大学で何かを学べるのか?

身近に居る実験材料として

楽しく見守ろうと思います。

高校はめちゃくちゃ大変だと既に経験者から聞かされていますが

きっと日本の高校受験や大学受験に比べたら

高校の宿題など大したことないでしょう。

話は長々となりましたが

秋から希望通りの高校に行けることに決まったので

喜んでいるところです。

何もしてないのにこんなに嬉しいのだから

高校受験をして受かった子供を持つ親はきっと

何百倍も嬉しく感じるでしょうね。