Z世代にモヤっとした時に使える方法 | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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こんにちは。

子育てコーチング協会マスターインストラクターの幸野直子です。

今回は、専門学校の講師としての仕事でトラブルになったお話します。



専門学校の若者に感じた違和感

今年の4月から専門学校の講師をしています。



職業訓練校での講師は、数年しているので、

”教えるというのはこんなもの”

という感覚が私の中にあったのですが、職業訓練校と専門学校では、生徒の意欲・姿勢が全く違いました。


「先生、私たち朝9時から授業あって、もう4時やからメッチャしんどいねん。」

「今日は早く帰りたいから、授業短くして。」

などなど、授業を受ける意欲が感じられない言葉が次々と。


そして、授業が始まったら、寝る・携帯をさわる・友達と喋るetc.

『この子たちを、このまま社会に出してはいけないかもしれない』

と心配になるような姿が見られました。




授業を受ける姿勢ではないことをした時、少し声をかけたら、怒られたと思ったようで、暴言を吐かれたことも。

この子たちと円満な人間関係を築くことは難しい、

と悩み、体調を崩した時期がありました。



○○に意識を向けてみた

そんな時、ふと 子どものこころのコーチング講座での学びを思い出しました。

モヤモヤ・ザワザワするときには、相手の言動が自分のこころの中の『マイルール』に触れているとき。


マイルールとは、自分が

・〇〇しなくてはいけない

・□□してはいけない

と自分や相手に課している独自のルール。

これが強すぎると自分も相手も責めてしまい苦しくなってしまうというもの。


心が乱れて、

マイルールとか考えている場合じゃない!

と思うぐらいの時期でしたが、

『そんな時こそ、自分のこころに向き合うタイミングだよ。』

と自分自身に声をかけながら、こころの声を聞いてみました。





私のマイルール

こころの声を聴くと

『授業に出たからには、ちゃんと話を聞くべき』

というルールが出てきました。


私も若い頃は、授業をさぼったり、寝ていたりしたこともありました。

でも、色々なきっかけで考え方が変わり、

『出たからには、ちゃんと聞く』

が、私の中の絶対になっていたのです。




専門学校での状況を『問題』と認識しているのは、私の握りしめているマイルールがあるから。

そこに気付けると、少し気持ちが軽くなって、視野が広がったように感じました。



マイルールを見つけるだけで

学生たちと私のことを箇条書きにしてみると


・夕方の授業なので、出席するだけでもかなり大変なのかも

・『私の授業だから特別態度が悪い』というわけではないのかも

・『ちゃんとしなきゃ』と力が入っていて、教えなきゃ・伝えなきゃと必死になっていた

・大切なポイントは押さえなきゃだけど、学生と私とで心地のよい場所を作って学ぶことで、身に付けてもらいたい


マイルールに気付いただけで、止まっていた思考が動き出しました。

今後どうしたいかということにも気付けて、自然と前へ進もうとできている。

そんな自分の中の変化に驚きました。




今でも、不適切だなと思う態度で 授業を受ける生徒たちもいます。

でも、

『マイルール』のことを思い出したり、

私はどうしたいんだったっけ?

何を伝えたいんだったっけ?

と自分に問いかけることで、以前には難しかった、学生との人間関係が 良好になってきました。


学生も

「毎週スライドが可愛いから楽しみ!」

と楽しそうに授業に参加してくれるようになりました。



改めて、子どものこころのコーチング講座は、幼い子どもだけではなく、若者とのコミュニケーションも円滑にできるステキなツールだと気付きました。

 

子育てコーチング協会 マスターインストラクター ゆきの直子