自分の気持ちを優先してもいい | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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こんにちは。

インストラクターの森山ふみ香です。



小学2年生になる娘はひとりで遊ぶのが好き。

家ではLEGOブロックやお絵かき、ゲームや動画など、ひとりでできることで遊んでいることが多いです。

時々、マンションのお友達が外遊びに誘いに来ますが、大人数で遊ぶのはあまり好きでは無さそう。


気が乗らないときは断ることもあります。

また、遊んでいる途中でイヤになって帰ってくることもあります。



「自分の気持ちを優先してもいい。」

今でこそ、娘本人が決めたことを尊重できるようになりましたが、

第一子である長男の時にはできませんでした。



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 わがままに思えた行動の裏にあったもの

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長男が通っていた保育園から同じ小学校に入学したのは長男を入れて2人のみ。

マンションには、同じ学年の男の子がたくさんいましたが、ほとんどが近所にある幼稚園出身の子でした。


「お友達できるかしら。」

「なかよく遊べるかしら。」

「何とか仲間に入れてもらわないと!」

入学当初から親である私の方が不安を感じていたので、お友達と遊んでいる姿を見るととても安心しました。



新しいお友達との関係が少し慣れてきた頃から、遊びの途中で帰ってくることが増えてきました。

理由を聞いてもよく分かりません。


私は、長男の行動がとてもわがままで自分勝手に感じ、

「遊んでいる途中でいなくなると、みんなビックリするよ。

 ちゃんと帰ることを伝えてこないと。」

と諭して、わざわざ連れて行ったこともあります。

長男はとても不本意そうでした。



数日経って、同級生のお母さんから

「〇〇くんとケンカしちゃって、途中で帰ったのよ。

 大丈夫だった?」

と、そのときにあった出来事を教えてもらいました。


長男はその子とそれ以上ケンカをしたくなくて、帰ってきたようです。

わがままに思えた行動の裏には、長男なりの理由があったのですね。


私は、長男の奥にある本当の気持ちをくみ取ろうともせず、

「正しさ」や「こうあるべき」を長男に押しつけてしまっていました。



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 自分を優先すると嫌われる

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それから3年後、初級講座の2日目の内容であるマイルールを学んだときの衝撃は忘れられません。

40才目前にして、

「自分の中の当たり前と、他人にとっての当たり前は違う」

という本当の意味を知りました。


その頃の私は、

「人に迷惑をかけてはならない」

「なかよくしなければならない」

という強いマイルールがありました。


そしてその根っこには

「自分を優先すると嫌われる」

という恐れに繋がっていたようです。


だから、友達に黙って帰ってきてしまう長男が理解できなかった。

そんな自分勝手な行動をしていたら友達に嫌われてしまう。

「そんなの絶対にダメ!」

私の心が強く反応していたのだと、今ではわかります。



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 気づくだけで緩んでいく

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マイルールは自分の中にあるものであって、たとえ我が子であっても同じマイルールを持っているとは限りません。

心が強く反応することは、自分と向き合いましょうというサイン。

気づくだけでも少しずつ緩んでいきます。


コーチングに出会って4年。

自分の気持ちを優先する我が子に、時にはモヤモヤすることもありますが、

「そういうときもあるよね。」

と思えるようになってきました。


急激な変化ではないのでわかりにくいけれど、ジワジワと変化していく過程に気づくのもおもしろいなと感じました。




最後までお読み下さりありがとうございました。


子どものこころのコーチング協会
インストラクター 森山ふみ香